TAG : アリバイ

4334765696完璧な犯罪: ベストミステリー短編集
鮎川 哲也
光文社 2013-05-14
自己評価:

人気推理作家の夫・浪江譲二から、愛人が妊娠したことを喜びとともに知らされた妻・多鶴子。憎しみは殺意へと変わり、夫の殺害を決意する。完全犯罪を企てたが…(「小さな孔」)。傑作ミステリー6編と、文庫未収録の2編を収録。
4334764924崩れた偽装: ベストミステリー短編集
鮎川 哲也
光文社 2012-11-13
自己評価:

総合商社の秘書課長・悪田に突然かかってきた電話。柴崎さよ子と名乗った女は知られたくない過去を握っていた。女を殺害した悪田はとてつもない「アリバイ作り」を思いつく(「あて逃げ」)。老若男女あらゆる主人公たちが思いめぐらす殺人の「偽装工作」。それが崩れるまでの人間模様を鋭く描いた倒叙ミステリの傑作短編集。
4334749461アリバイ崩し
鮎川 哲也
光文社 2011-05-12
自己評価:普通

大阪・枚方のアパートで女性が殺害された。恋人が容疑者としてほぼ確定していたが、スクープを狙う新聞記者の私は、事件を追ううちに真犯人と思しき人物に辿りついた。しかし、彼には二重のアリバイが―(「北の女」)。堅物刑事が鉄壁のアリバイに挑む「汚点」ほか凝縮された鮎川ミステリー短編五編。
4334747353砂の城―鬼貫警部事件簿
鮎川 哲也
光文社 2010-02-09
自己評価:普通

早朝の鳥取砂丘に突き出た“足”。マネキンかと思われたその足は女性のものだった。被害者は高校の女性教師、一緒にいたはずの男は失踪していた。容疑者として浮かんだのは、かつて被害者と交際していた画家。しかしその男には鉄壁のアリバイが。捜査は行き詰まり、鬼貫に依頼がきた。
434401927X烙印
天野 節子
幻冬舎 2010-12
自己評価:秀作

東京の公園で男が絞殺された。身元を調べるうちに、被害者の地元・兵庫県養父市でも数日前に白骨体が発掘されていたことがわかる。発見場所も殺害時期も異なる二つの遺体。警視庁捜査一課の戸田刑事は、事件の関連性を疑い始める。そして捜査を進めるうちに、ひとりの新進気鋭のカメラマン鈴木太郎に辿り着くが。執念の刑事・戸田と、己の宿命に抗おうとする男の壮絶な闘いが幕を開ける。野望と愛憎渦巻く書き下ろし長編ミステリ。
4087713520貴族探偵
麻耶 雄嵩
集英社 2010-05-26
自己評価:残念

自らは推理をしない貴族探偵登場。推理などという〈雑事〉はすべて、使用人任せ。「趣味」探偵の謎の青年が、生真面目な執事や可愛いメイド、巨漢の運転手などを使い難事件を解決する。知的スリルに満ちた本格ミステリ。麻耶雄嵩5年ぶりの最新刊。

  • 第六位『本格ミステリ・ベスト10』(2011)
4535585601風の時/狼の時 (天城一傑作集 4)
天城 一
日本評論社 2009-04
自己評価:まあまあ

2007年に亡くなった、本格ミステリ大賞作家・天城一の傑作集。表題作をはじめとする長編2本と、未発表作品を含む短編12本を収録。自作解説、編者解題等も掲載。
4838717679完全恋愛
牧 薩次
マガジンハウス 2008-01-31
自己評価
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2009)
  • 第三位『本格ミステリ・ベスト10』(2009)
  • 第六位『週刊文春ミステリーベスト10』(2008)

他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は、完全恋愛と呼ばれるべきか…。舞台は第二次大戦の末期、昭和20年。福島の温泉地で幕が開く。主人公は東京から疎開してきた中学二年の少年・本庄究。この村で第一の殺人が起こる。凶器が消えるという不可能犯罪。そして第二章は、昭和43年。福島の山村にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄・西表島にいる女性の胸に突き刺さる、という大トリックが現実となる。そして第三章。ここでは東京にいるはずの犯人が同時に福島にも出現する、という究極のアリバイ工作。平成19年、最後に名探偵が登場する。全ての謎を結ぶのは究が生涯愛し続けた「小仏朋音」という女性だった。
4488025269三幕の殺意
中町 信
東京創元社 2008-01
評価

昭和40年の厳しい雪の訪れを間近にひかえた12月初旬のこと。尾瀬沼の湖畔にある朝日小屋、その離れで、そこに住む日田原聖太が、その年初めての雪の降り積もる夜、何者かの手で殺された。朝日小屋にはその晩、被害者に恨みを持つ男女が何人か泊まっていた。誰もが犯行は可能と思われて、しかし犯人絞り込みの決め手はない。容疑者のひとりに数えられると同時に神奈川県警のベテラン刑事、津村武彦によるアリバイ崩しが始まる。
4535584850離れた家―山沢晴雄傑作集 日下三蔵セレクション
山沢 晴雄 日下 三蔵
日本評論社 2007-06
自己評価
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2008)
  • 第五位『本格ミステリ・ベスト10』(2008)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2008)

一部で高く評価されながら、これまで一度も単行本化されなかった「幻の推理作家」。緻密な構成が生み出す、マジックを堪能せよ。
4087498603裁かれる判事―越後出雲崎の女
小杉 健治
集英社 1992-10
評価

現職の判事寺沢信秀が、担当中の被告人の妻岩田歌江殺人容疑で逮捕された。寺沢は歌江が殺害される直前、一緒にいるところを目撃されていた。だが、犯行時間には赤いコートの女とホテルにいたのだった。無実を主張するが、目撃者の証言は寺沢に不利であった。寺沢を慕う義妹・杉原早紀子は、無実を証明するために消えた女を求めて越後出雲崎に旅立つ。冤罪事件を描くミステリーロマン長編。
4882932997山荘の死―鮎川哲也コレクション 挑戦篇〈1〉
鮎川 哲也
出版芸術社 2006-06
評価

傑作「達也が嗤う」をはじめ、挑戦小説14篇を一挙に収録。本格ミステリの巨匠・鮎川哲也が、読者へ挑戦状をたたきつける。腕によりをかけて仕掛けたトリックの数々を、あなたは見破れるか?
4061825135密室殺人ゲーム王手飛車取り
歌野 晶午
講談社 2007-01-12
自己評価
  • 第六位『本格ミステリ・ベスト10』(2008)

<頭狂人><044APD><ザンギャ君><伴道全教授>。奇妙なニックネームをもつ5人がインターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。出題者の手で実行ずみなのである……。
4334734901不安な産声[新装版]
土屋 隆夫
光文社 2003-05-13
自己評価

大手薬品メーカー社長宅の庭で、お手伝いが強姦・絞殺された。容疑者として医大教授・久保伸也の名が挙がり、犯行を自供する。名誉も地位もある男がなぜ? しかも、久保にはアリバイがあり殺害動機もなければ証拠もない。担当検事・千草がみた、理解を超える事件の裏に隠された衝撃の真相とは…? 斬新な手法を駆使した日本推理小説史上に残る記念碑的作品。
4334732879死びとの座―鬼貫警部事件簿
鮎川 哲也
光文社 2002-03
自己評価

ひとりめの被害者は、芸能人のミッキー中野こと秋葉原好一だった。彼は東京・中野区の公園に置かれたベンチに座っているところを、拳銃で撃ち抜かれて息絶えていた。捜査陣は、次々に出現する密疑者に困惑する。スチュワーデス、フリーのルポライター、ライバルの同業者たち──動機をもつ人物が多すぎるのだ。鬼貫警部は北へ西へと奔走し、彼らのアリバイ工作を崩そうとするが……。
4535584737宿命は待つことができる―天城一傑作集〈3〉
天城 一 日下 三蔵
日本評論社 2006-08
自己評価

幻の長編「宿命は待つことができる」を軸に、既刊二冊に収録しきれなかった短編七本、さらに書き下ろし作品「失われた秘策」を収録した、待望の第三集。天城ミステリの全貌が明らかに。
433473314X王を探せ
鮎川 哲也
光文社 2002-05
自己評価

だから、どの亀取二郎が犯人なんだ!?―その亀取二郎は二年前の犯罪をネタに恐喝されていた。耐えきれず、彼は憎き強請屋・木牟田を撲殺する…。警察が被害者のメモから掴んだのは、犯人が「亀取二郎」という名前であること。だが、東京都近郊だけで同姓同名が四十名。やっと絞りだした数人は、みなアリバイをもつ、一筋縄でいかない亀取二郎ばかり。鬼貫・丹那のコンビが捜査するなか、犯人は次なる兇行に及ぼうとしていた。
4882933004白馬館九号室―鮎川哲也コレクション 挑戦篇〈2〉
鮎川 哲也
出版芸術社 2006-08
自己評価

この「謎」が解けますか? 解決篇の前に挑戦状が挿まれた中・短篇を集大成。ある旅館で起こった迷宮入り事件、その犯人とは――「白馬館九号室」。愛人と企てた完全犯罪、一体どこにミスが――「尾行」。死体にかぶせられたお面…奇妙奇天烈な連続殺人事件の驚くべき真相――「おかめ・ひょっとこ・般若の面」等、全八篇。
4163226508推理作家になりたくて 第五巻「鍵」
日本推理作家協会
文藝春秋 2004-02-26
自己評価

日本推理作家協会きっての人気作家たちが、最も思い入れのある自作短篇と、自分が最も好きな他作家の短篇をそれぞれ収録。さらにその2篇を選んだ理由を書き下ろしエッセイで語る究極のアンソロジー。
409387655X仮面幻双曲
大山 誠一郎
小学館 2006-06
自己評価
  • 第十位『本格ミステリ・ベスト10』(2007)

時は戦後まもなく。ある地方都市での出来事。占部製糸は紡績会社としては名の売れた企業だった。占部製糸では双子がトップにつくと栄えるという歴史があり、社長はかつて仲違いをした弟の双子の息子たちに会社を継がせた。しかし、その双子の兄弟はあることから諍いを起こし、弟は家を出た。弟は東京で整形手術を受け行方をくらませた。そしてその弟から兄への殺人予告が届く。社長である兄からボディーガードを依頼された川宮兄妹だったが、寝ずの番に就いたその夜に兄は殺されてしまった。弟が殺したのか……。容疑者にはアリバイがあり捜査は遅々として進まない。そして第二の殺人が起こった。
4087497704真夜中の意匠
斎藤 栄
集英社 1991-12
自己評価

岡弘が絞殺された。発見者は弘の継母、久子。父、一夫はがんセンターに入院中で余命幾ばくもない。ちょうど岡家代々の土地がニュータウン計画に莫大な金額で買収されることが決まった時であり、遺産相続がらみの殺人との観点で捜査が始まった。もっとも有力な容疑者は弘の叔父の京一郎だが、彼には鉄壁のアリバイがある……。幾重にも連なるアリバイの巧妙さで、推理小説界に反響を巻き起こした傑作長編。
4334729495霧に溶ける
笹沢 左保
光文社 2000-01
自己評価

ミス・コンテストの最終予選に残った5人の美女が、最終審査を前にして、脅迫、交通事故、怪死…次々と謎の事件に巻き込まれてゆく。警視庁特捜班の追及が開始されるが、巧妙なアリバイ工作、鉄壁の密室など、複雑に絡み合った“犯罪連立方程式”が立ちはだかった。周到な伏線が、読者の不可能犯罪の迷宮へと誘う、笹沢本格推理ワールド決定版。
4334728324招かれざる客
笹沢 左保
光文社 1999-06
自己評価

事件は、商産省の組合の秘密闘争計画が、省側に筒抜けになっていて、スパイが発見されたことが発端だった。裏切者の組合員と、彼の内縁の妻と誤認された女性が殺された。二つの事件の容疑者も事故で死んだ。事件全体に釈然としないものを感じた警部補。鉄壁のアリバイ。密室で姿を消した凶器。乱歩賞欠席ながら世に出た、笹沢推理文学の輝ける出発点。
48841912854884191293空白の起点 上
空白の起点 下
笹沢 左保
埼玉福祉会 2002-05
自己評価

真鶴の海岸近くの崖から男が突き落とされ墜落死する。折しも、付近を通過中の列車の乗客が事件を目撃するが、目撃者の一人は被害者・小梶美智雄の娘・鮎子であった。やがて小梶が多額の生命保険に加入しており、要注意の契約者であったことが判明。事件に不審を抱いた保険調査員の新田純一は、小梶の調査を開始するが…。複雑な人間模様に潜む危険な愛憎を捉えた本格長編ミステリ。
4334732992鍵孔のない扉―鬼貫警部事件簿
鮎川 哲也
光文社 2002-04
自己評価

徹頭徹尾、謎に満ちた長編。声楽家で野性的な美貌をもつ久美子と、その夫で伴奏ピアニストをつとめるさえない男・重之。この音楽家夫妻に生じた愛情の亀裂を発端に殺人事件が発生した。被害者は久美子の浮気相手と思われる放送作家だった。事件は華やかな芸能界の裏面に展開。犯人確実と目された重之の容疑が晴れると、捜査は混迷の一途を辿る。やがて大胆にも、犯人は第二の殺人を予告してきた。――主任警部・鬼貫は、捜査線上に残った人物のアリバイを崩すため、単身列車に乗りこんだ。
4594034047翳ある墓標―昭和ミステリ秘宝
鮎川 哲也
扶桑社 2002-11
自己評価

トップ屋集団「メトロ取材グループ」の杉田は、同僚の高森映子とともに西銀座のキャバレーを取材するが、それに応じてくれた映子の友人のホステス“ひふみ”が、翌日、熱海沖合で水死体となって発見された。自殺という警察の判断に納得のいかない映子は独自に調査を開始するが、今度は彼女が何者かに殺害されてしまう―。映子の遺したダイイング・メッセージを手がかりに、杉田がたどりついた意外な真相とは? デビュー以来、五十余年にわたって本格ミステリ界をリードしつづけた巨匠の第八長篇。
4882931710夜の訪問者―鬼貫警部全事件〈3〉
鮎川 哲也
出版芸術社 1999-10
自己評価

技巧の頂点を極めた本格派の巨匠円熟の作品群。傑作中篇「金貨の首飾りをした女」以下、「いたい風」「首」など全八篇を収録。「風の証言」の原型となった中篇「城と塔」を初めて収録。
4488118119皇帝のかぎ煙草入れ
ディクスン・カー
東京創元社 2000
自己評価

向かいの家で、婚約者の父親が殺されるのを寝室の窓から目撃した女性。だがその時、彼女の部屋には別れた前夫が忍び込んできていたので、彼女は身の証を立てることができなかった。そして誤解が重なり彼女が殺人の容疑者に。物理的な証拠が出そろい絶体絶命の状況で明かされる真実とは?「このトリックには、さすがのわたしも脱帽する」とアガサ・クリスティを驚嘆せしめた不朽の本格。
4535584265島崎警部のアリバイ事件簿
天城 一
日本評論社 2005-06
自己評価
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2006)

「このミステリーがすごい!」2005年版3位に輝いた「密室犯罪学教程」に続く、天城ミステリ第二弾。一冊目に負けず劣らずの、「本格の醍醐味」が凝縮された中短編揃い。時刻表トリック、アリバイ犯罪、密室、戯曲、超短編とバラエティに飛んだ形式。傑作はまだこれだけあった!

時刻表トリックに象徴されるように、犯人の推理は容易でも殺害方法が不明。
数あるミステリジャンルの中で、最も現実性が求められるテーマ。
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