TAG : サプライズ

煽動者
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2016-10-14
自己評価:

キャサリン・ダンス捜査官が「無実だ」と判断した男は麻薬組織の殺し屋だった。ダンスは民事部に異動し、コンサート会場で多数の死傷者が出た一件を担当する。だが現場には不可解なことが多すぎた。この惨事は仕組まれたのではないか? 独自の捜査を開始したダンスだったが、犯人はまたもや死の煽動工作を実行した。卑劣きわまりない愉快犯。そして麻薬組織の殺し屋をめぐる捜査。尋問の天才キャサリン・ダンスを二つの難題が追いつめる。
  • 第六位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
  • 第十位『このミステリーがすごい!』(2017)
悲しみのイレーヌ
ピエール・ルメートル
文藝春秋 2015-10-09
自己評価:

連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。事件は異様な見立て殺人だと判明。掟破りの大逆転が待つ鬼才のデビュー作。
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第五位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第七位『本格ミステリ・ベスト10』(2016)
スキン・コレクター
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2015-10-17
自己評価:

科学捜査官リンカーン・ライムは、犯罪の天才ウォッチメイカーが獄中で死亡したとの報を受けた。その直後、新たな難事件がもちこまれる―犯人はインクの代わりに毒物で刺青を刻み、被害者を毒殺したのだ。犯人が残した紙片はある連続殺人に関するものだった―ライムが解決した“ボーン・コレクター”事件である。スキン・コレクターの真の狙いはいったい何か。すべてを解くカギは証拠の中に。“ドンデン返しの魔術師”ディーヴァーが放つ会心作。
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
  • 第六位『ミステリが読みたい!』(2017)
限界点
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2015-03-12
自己評価:

連邦機関に属する警護官、コルティ。つねに敵の手を読み、綿密な戦略を立てて任務を遂行する。対するは凄腕の“調べ屋”ラヴィング。緻密な計略で警護の手を巧みにかいくぐり、標的を殺す。二人のプロが知力を尽くして戦う死のゲームが幕を開ける。知的スリラーの旗手の真骨頂、熾烈なるノンストップ・サスペンス。
リッジウェイ家の女
リチャード・ニーリィ
扶桑社 2014-05-02
自己評価:

ギャラリーで声をかけてきたのは、退役空軍大佐のクリスだった。裕福な未亡人だが夫の死に関わる暗い記憶をもつダイアンは、あらたに始まった恋にとまどう。やがてふたりは再婚して新たな生活を始めるが、そこに疎遠になっていた娘のジェニファーとその恋人ポールから突然連絡が入って…。不幸な過去に囚われた母と娘の確執と、アンビバレントな感情。同居を始めた四人の生活にさす、怪しい影。どんでん返しの巨匠、幻の未訳作ついに解禁。
コンプリケーション
アイザック・アダムスン
早川書房 2014-03-07
自己評価:

父の遺品のなかに、弟ポールの死には裏があるとほのめかす手紙を見つけたリー。彼は差出人の女性ヴェラと会うためにポールが死んだプラハへ飛ぶが、それは悪夢のような体験の始まりだった。弟の足跡をたどる彼の前に現れる、奇妙なガイドブック、元刑事、残虐な未解決の連続殺人事件。はたしてリーはこのまがまがしい古都を生きて出られるのか。謎とツイストに満ちたミステリ。
インフェルノ (上)
インフェルノ (下)
ダン・ブラウン
角川書店 2013-11-28
自己評価:

フィレンツェ。襲撃を受け病院を逃げ出したラングドン教授。手にした見慣れぬ円筒から浮かびあがったのはダンテ『神曲』を描いた、ボッティチェルリ〈地獄の見取り図〉。原画にはない暗号、解読した先に待つのは?
シャドウ・ストーカー
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2013-10-15
自己評価:

人気歌手の元恋人がヒット曲の詞をなぞるように変死。「人間嘘発見器」ダンス捜査官は歌手の依頼で姿なき殺人者の正体を追うが、事件の背後の陰謀は予想を超えるものだった。
ポーカー・レッスン
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2013-08-06
自己評価:

ドンデン返し×16――強烈なサスペンスで読者を捕え、見事に騙してみせる。現代最高のミステリ作家が贈る極上の驚愕。リンカーン・ライム登場作も収録。名匠の傑作短編集。
  • 第五位『本格ミステリ・ベスト10』(2014)
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2013)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2014)
  • 第六位『ミステリが読みたい!』(2014)
うまい犯罪、しゃれた殺人
ヘンリイ・スレッサー
早川書房 2004-08-25
自己評価:

嘘が真実になる「金は天下の回りもの」ほか、毒を飲ませる親切なウエイトレス、ボロ家を高額で売り出した老婦人など被害者も犯罪者も魅力に溢れた、奇抜な着想と絶妙なオチがてんこもり。TV「ヒッチコック劇場」の作品から、ヒッチコック自身が厳選した傑作集。
終わりの感覚
ジュリアン・バーンズ
新潮社 2012-12-21
自己評価:

20代で自殺した親友の日記が、老年を迎えた男の手に突然託される。それは、別れた恋人の母親の遺言だった。男は20代の記憶を懸命に探りつつ、かつての恋人を探しあてるが……。ウィットあふれる優美な文章。衝撃的エンディング。記憶と時間をめぐるサスペンスフルな中篇小説。2011年度ブッカー賞受賞作。
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2014)
  • 第九位『ミステリが読みたい!』(2014)
4042536034心ひき裂かれて
リチャード・ニーリィ
角川書店 1998-09
自己評価:

精神病院を退院したばかりの妻がレイプされた。夫のハリーは犯人逮捕に執念を燃やすショー警部補に協力する。そんなハリーを嘲笑し、陥れようとするかのように、その身辺で続発するレイプ事件。心病める者の犯行か…。だが、ハリーも、かつての恋人との間に決して妻には知られてはならない秘密をつくろうとしていた。二転三転する展開と濃密な心理描写。サイコ・スリラーの元祖、ニーリィの最高傑作。
4163818502潜伏者
折原 一
文藝春秋 2012-12-07
自己評価:

ノンフィクション作家の笹尾は、容疑者の視点で生々しく綴られた小説『堀田守男氏の手2』をきっかけに、北関東で起きた少女連続失踪事件を追いかけることに。被害者家族との接触を続ける中、冤罪の疑いが晴れぬまま服役を終えた容疑者が出所し、事件は大きく動き出す。小説家は誰? 容疑者は無実? そして、真犯人は誰なのか。
4163817107バーニング・ワイヤー
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2012-10-11
自己評価:

今回の敵は「電気」。この目に見えぬ凶器を巧みに操って殺戮を繰り返す犯罪者がニューヨークを恐怖の淵に叩きこむ。惨劇への秒読みが進むなか、ライムは微細な証拠から犯人を割り出そうと苦闘する。だが同時に彼は、メキシコで進行中の天才犯罪者ウォッチメイカー逮捕作戦の支援もしなくてはならない。

  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
  • 第五位『本格ミステリ・ベスト10』(2013)
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2013)
4061827383奇面館の殺人
綾辻 行人
講談社 2012-01-06
自己評価:秀作

奇面館主人・影山逸史に招かれた六人の男たち。館に伝わる奇妙な仮面で全員が“顔”を隠すなか、妖しく揺らめく“もう一人の自分”の影…。季節外れの吹雪で館が孤立したとき、“奇面の間”に転がった凄惨な死体は何を語る? 前代未聞の異様な状況下、名探偵・鹿谷門実が圧巻の推理を展開する。名手・綾辻行人が技巧の限りを尽くして放つ「館」シリーズ、直球勝負の書き下ろし最新作。

  • 第三位『本格ミステリ・ベスト10』(2013)
  • 第七位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
  • 第八位『ミステリが読みたい!』(2013)
  • 第九位『このミステリーがすごい!』(2013)
4163297405追悼者
折原 一
文藝春秋 2010-11
自己評価:秀作

浅草の古びたアパートで発見された女の絞殺死体。被害者は大手旅行代理店のOLだが、夜になると街で男を誘っていたという。この事件に興味を抱いたノンフィクション作家が彼女の生い立ちを取材すると、その周辺に奇妙な事件が相次いで起きていたことが分かる。彼女を殺したのは誰か。その動機は。「騙りの魔術師」折原一が贈る究極のミステリ。
4163297200ロードサイド・クロス
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2010-10-28
自己評価:普通

陰湿なネットいじめに加担した少女たちが次々に命を狙われた。いじめの被害者だった少年は姿を消した。“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスが少年の行方を追う一方、ついに死者が出る。犯人は姿を消した少年なのか? 幾重にもめぐらされた欺瞞と嘘を見破りながら、ダンスは少しずつ真相に迫ってゆく。完全犯罪の驚愕すべき全貌へと。

  • 第三位『週刊文春ミステリーベスト10』(2010)
  • 第八位『ミステリが読みたい!』(2012)
  • 第九位『このミステリーがすごい!』(2011)
  • 第九位『本格ミステリ・ベスト10』(2011)
4152091355創世の島
バーナード・ベケット
早川書房 2010-06
自己評価:普通

時は21世紀末。世界大戦と疫病により人類は死滅した。世界の片隅の島に大富豪プラトンが建設した“共和国”だけを残して。そしていま、ひとりの少女がアカデミーの入学試験として、4時間にわたる口頭試問に挑もうとしていた。彼女は“共和国”建国の経緯や、その社会構造、歴史、AI(人工知能)の問題をつぎつぎに解き明かしてゆく…。最後の数ページ、驚天動地の結末が全世界で話題を呼んだ、エスター・グレン賞受賞の衝撃作。
4796676864最後の証人
柚月 裕子
宝島社 2010-05-10
自己評価:普通

元検察官の佐方貞人の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。しかし佐方の本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。
4152085339シャッター・アイランド
デニス・ルヘイン
早川書房 2003-12-11
自己評価:普通

精神を病んだ犯罪者のための病院で女性患者が謎のメッセージを残し姿を消した。鍵がかかった病室からどのようなトリックを使って脱け出したのか? そしてその病室には「4の法則」なる暗号がのこされていた。連邦保安官テディは病院に赴くがある事に気をとられ、捜査ミスをおかす。妻を殺した男がここに収容されていたのだ。ボストン沖の孤島に建つ病院で惨劇が始まる。挑発的仕掛けのサスペンス。
4488449026天啓の殺意
中町 信
東京創元社 2005-04-25
自己評価:秀作

柳生照彦から持ち込まれた犯人当てリレー小説。柳生の問題編に対し、タレント作家の尾道由起子に解決編を書いてもらい、その後に自分の解決編を載せる。要するに作家同士の知恵比べをしようという企画は順調に進行するかに見えたが…。問題編を渡したまま、柳生は逗留先から姿を消し、しかもその小説は半年前の実在事件を赤裸々に綴ったものだった。
4863321910レースリーダー
ブルノニア・バリー
ヴィレッジブックス 2009-11-20
自己評価:ゴミ

レースの編み目を見ると未来が読める不思議な能力を持つ人―それがレースリーダーだ。タウナーの大おばエヴァは、魔女の街セーラムでも有名なレースリーダー。その大おばが失踪との報を受け、タウナーは15年ぶりに帰郷することに。しばらく故郷に滞在するうち、彼女が失くしたはずの記憶が蘇りはじめる。もっと知りたいのに、それ以上先へ進むのを何かが拒む…。いったいここで過去に何が起こったのか? 各所に潜む細かな伏線。徐々に明かされていく真実。新人らしからぬストーリーテリングも圧巻な、デビュー・ミステリー。
4048740032Another
綾辻 行人
角川書店 2009-10-30
自己評価
  • 第一位『ミステリが読みたい!』(2011)
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2010)
  • 第三位『本格ミステリ・ベスト10』(2010)
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)

その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた。この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?
4344016998目線
天野節子
幻冬舎 2009-06
自己評価

閑静な高級住宅街に佇む堂島邸には、主人である新之助の誕生祝いのため、家族や友人ら11人が集っていた。だが、「めでたい発表がある」と言っていた新之助は、自室のベランダから飛び降り、亡くなってしまう。その死は自殺として処理されたが、飛び降りる直前に掛かってきた電話の内容は誰にも分からなかった。そして初七日。哀しみに沈む堂島邸で新たな犠牲者が出る。謎に包まれた事件の真相を究明するべく、3人の刑事が独自の捜査を開始した。
4270102861ボックス21
アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム
ランダムハウス講談社 2009-04-10
自己評価

ストックホルムにあるアパートの一室で、鞭打たれて意識を失った売春婦が発見された。リトアニアから連れてこられたという売春婦はすぐに病院に搬送され、彼女を連れてきたポン引きも国に強制送還され、事件は簡単に片付いたかに見えた。だが、病院で目覚めた売春婦の予想外の行動が、単純だったはずの事件を、スウェーデンの闇をえぐる大事件へと発展させてゆく…。北欧発の衝撃的クライムノベル。
4562042958リバース
北國 浩二
原書房 2009-06
自己評価
  • 第十位『本格ミステリ・ベスト10』(2010)

誰もが振り向くような自慢の恋人をエリート医師に奪われてしまった省吾。あることからこの医師が彼女を殺してしまうと「知った」彼は、全てをなげうって奔走する。そんな省吾の「執着」に、周囲の人間はあきれ、次第に離れていってしまうのだが。やがて、事態は思いも寄らない方向へ転じていく。痛々しいほど真っ直ぐな気持ちだからこそ、つかむことのできた「真実」とは?
4103003332龍神の雨
道尾 秀介
新潮社 2009-05
自己評価:まあまあ
  • 第九位『このミステリーがすごい!』(2010)
  • 第九位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)

すべては雨のせいだった。雨がすべてを狂わせた。血のつながらない親と暮らす二組の兄弟は、それぞれに悩みを抱え、死の疑惑と戦っていた。些細な勘違いと思い込みが、新たな悪意を引き寄せ、二組の兄弟を交錯させる。両親の死の真実はどこに? すべての疑念と罪を呑み込んで、いま未曾有の台風が訪れる。慟哭と贖罪の最新長編。
4048739115鬼の跫音
道尾 秀介
角川グループパブリッシング 2009-01-31
評価
  • 第八位『ミステリが読みたい!』(2010)

心の中に生まれた鬼が、私を追いかけてくる。──もう絶対に逃げ切れないところまで。一篇ごとに繰り返される驚愕、そして震撼。ミステリと文芸の壁を軽々と越えた期待の俊英・道尾秀介、初の短篇集にして最高傑作。
4103014725儚い羊たちの祝宴
米澤 穂信
新潮社 2008-11
評価
  • 第七位『ミステリが読みたい!』(2010)

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。
4488024386黒百合
多島 斗志之
東京創元社 2008-10
自己評価
  • 第七位『このミステリーがすごい!』(2009)
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2010)
  • 第八位『週刊文春ミステリーベスト10』(2008)

「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―1952年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。
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