TAG : ノワール

熊と踊れ(上)
熊と踊れ(下)
アンデシュ・ルースルンド
ステファン・トゥンベリ
早川書房 2016-09-08
自己評価:

崩壊した家庭で育ったレオら三人兄弟は、大量の銃器を入手し銀行強盗を計画をする。大胆な犯行で警察を翻弄し、次々と銀行を襲撃していく彼らの暴力性は、少年時代に父から学んだものだった。かつて彼らに何がおこったのか。実際の事件をモデルにした最高熱度の北欧ミステリ。
  • 第一位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2017)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
拾った女
チャールズ・ウィルフォード
扶桑社 2016-07-02
自己評価:

サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの 美しい女がカフェに入ってきた。コーヒーを飲んだあと、自分は文無しのうえハンドバッグをどこかでなくしたという。店で働く元美術講師のハリーは、ヘレンと名乗る酔いどれの女 を連れ出し、街のホテルに泊まらせてやる。 翌日、金を返しにやって来たヘレンと再会したハリーは、衝動的に仕事をやめヘレンと夜の街へ。そのまま同棲を始めた二人だ ったが、彼らの胸中に常につきまとっていたのは、死への抗いがたい誘いだった。
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2017)
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
ザ・サン 上 罪の息子
ザ・サン 下 罪の息子
ジョー・ネスボ
集英社 2016-08-19
自己評価:

サニーの父は警察官だったが、拳銃で自殺した。自分は犯罪組織の内通者だったという遺書を残して。そして彼は今、刑務所にいる。あらゆる収監者がサニーには心を開き、秘密を打ち明けるのだ。サニーの父の死の真相を知る者がそれを明かしたとき、凄絶な復讐劇の幕が開く。現在の北欧ミステリーを牽引するネスボの渾身作。
その雪と血を
ジョー・ネスボ
早川書房 2016-10-06
自己評価:

オーラヴ・ヨハンセンは殺し屋だ。今回の仕事は、不貞を働いているらしいボスの妻を始末すること。いつものように引き金をひくつもりだった。だが彼女の姿を見た瞬間、信じられないことが起こる。オーラヴは恋に落ちてしまったのだ……。雪降りしきる70年代のノルウェーを舞台に北欧ミステリの重鎮が描く、血と愛の物語。
  • 第九位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
背信の都 上
背信の都 下
ジェイムズ・エルロイ
文藝春秋 2016-05-28
自己評価:

真珠湾攻撃前夜、LAで日系人一家が惨殺された。彼らはスパイだったのか。人種偏見が渦巻く中、鑑識官アシダ・ヒデオは単身、真実を追う。ジャップ殺しの罪はジャップに着せろ。燃え上がる人種差別。戦争の恐怖と狂躁。そこから利をむさぼろうとするやつらがいる。その中で正義を追求する者たちがいる―─これぞエルロイ、これぞ警察小説。
  • 第七位『ミステリが読みたい!』(2017)
ザ・カルテル (上)
ザ・カルテル (下)
ドン・ウィンズロウ
KADOKAWA/角川書店 2016-04-23
自己評価:

麻薬王アダン・バレーラが脱獄し、身を潜めるDEA捜査官アート・ケラーの首には法外な賞金が賭けられた。玉座に返り咲いた麻薬王は、血なまぐさい抗争を続けるカルテルをまとめあげるべく動きはじめる。一方、アメリカもバレーラを徹底撲滅すべく精鋭部隊を送り込み、壮絶な闘いの幕が上がる。圧倒的な怒りの熱量で、読む者を容赦なく打ちのめす。21世紀クライム・サーガの最高傑作。
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2017)
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
血の極点
ジェイムズ・トンプソン
集英社 2016-01-20
自己評価:

行方不明になったエストニア人の少女の捜索を引き受けたカリ・ヴァーラ警部。だがそれは闇社会への入り口だった……。黒幕は一体?? フィンランド警察シリーズ、作者急逝による最終巻。
悪意の波紋
エルヴェ・コメール
集英社 2015-03-20
自己評価:

40年前の100万ドル強奪事件。当時犯行グループの一人だった老人のもとを記者の女性が訪れた。他方、失恋で傷心中の青年イヴァンは、元恋人に送ったラブレターを奪回すべく彼女の実家へ赴くが…。因果の連鎖が波紋のように広がる群像劇、その陰に潜む人物とは。フランス推理小説界新星の話題作。
白の迷路
ジェイムズ・トンプソン
集英社 2014-12-16
自己評価:

フィンランド国家捜査局で特殊部隊を指揮するカリ・ヴァーラ警部は、術後の後遺症にもめげず超法規的に麻薬を取締まる日々を送っていた。ある日、移民擁護派の政治家が殺害され、頭部が移民組織に届く事件が起こる。それを契機に報復殺人が続発。不穏な空気が急速にフィンランドを襲う。そんな中、謎の男がカリの前に現れた。北欧社会の闇を描く、極寒ミステリ第3弾。
ゴーストマン 時限紙幣
ロジャー・ ホッブズ
文藝春秋 2014-08-08
自己評価:

48時間後、120万ドルの紙幣は爆発する。盗んだやつらはそれを知らない。爆発する前に奪回するのが私の仕事だ。現在と過去、二つの大仕事はいかに決着するのか? 精密なプロット、クールな文体、非情な世界観。25歳の天才による驚異のクライム・ノワール。
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2015)
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2015)
  • 第三位『週刊文春ミステリーベスト10』(2014)
死者の部屋
フランク・ティリエ
新潮社 2008-04-25
自己評価:

はね殺した男のバッグには200万ユーロ。失業中の二人組は被害者を沼に沈め、金を持ち去る。だがそれは、誘拐されたうえ現場付近の倉庫から扼殺体となって発見された少女の身代金だった。ダンケルク警察では、プロファイリングを無二の趣味とする産休明けの巡査長リューシーが捜査に駆り出される。異常心理が悪夢の連鎖を生む、フランス気鋭の代表作。
GATACA(上)
GATACA(下)
フランク・ティリエ
早川書房 2013-05-24
自己評価:

上下が逆さまに見える視覚障害、左利き、出生時の奇妙な現象……。殺人鬼たちに共通するそれらは同じ方向を指し示しているように見えた。事件を追うリューシーとシャルコは奇怪な迷宮へと踏み込んでゆく。連続殺人への凶暴な衝動は、どこから生み出されるのか? それは遥かな過去、人類のルーツにもかかわる秘密なのだろうか? フランス・ミステリきっての鬼才が圧倒的な筆力と壮大なスケールで描きあげた、超大型サスペンス。
4163755705占領都市 TOKYO YEAR ZERO II
デイヴィッド・ピース
文藝春秋 2012-08-26
自己評価:

1948年1月26日。帝国銀行に白衣の男が現われた。男が言葉巧みに行員たちに飲ませたのは猛毒の青酸化合物。12人が死亡、四人が生き残り、銀行からは小切手と現金が消えた。悪名高い“帝銀事件”である。大量毒殺事件を生んだ占領下東京の黒い霧を、ノワールの旗手が鬼気迫る筆で暴きだす。

  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2013)
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2013)
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
4041001749野蛮なやつら
ドン・ウィンズロウ
角川書店 2012-02-25
自己評価:残念

カリフォルニアで麻薬ビジネスで成功していたベンとチョン。だがメキシコのカルテルが介入し、友人にして二人の恋人オフィーリアが拉致されてしまう。二人は彼女を取り戻すために危険な賭けにでる。鬼才ウィンズロウの超絶技巧が冴え渡る犯罪小説の最進化形。
41637428084163742905アンダーワールドUSA 上
アンダーワールドUSA 下
ジェイムズ・エルロイ
文藝春秋 2011-07-22
自己評価:普通

ケネディ兄弟を殺し、キング牧師を殺した男たち。リチャード・ニクソンと手を組み、やつらはドミニカ共和国に魔の手を伸ばす。新大統領リチャード・ニクソン。中米進出を狙うマフィア。黒人過激派を追いつめるFBI。“悪い白人ども”の手足となった男たちは大虐殺の平原めざし、死と謀略の旅に出る。10年ぶりに放つ新たなる超大作。

  • 第五位『このミステリーがすごい!』(2012)
41632030014163204407アメリカン・デス・トリップ(上)
アメリカン・デス・トリップ(下)
ジェイムズ・エルロイ
文藝春秋 2001-09-11
自己評価:普通

ケネディ暗殺さる。犯行はオズワルドの単独犯―大嘘。それを真実に仕立てるべく、真相を知る者の口をふさげ。CIAとマフィアが結託、ダラスに展開する暗殺と脅迫。ヴェトナム戦争と公民権運動に揺れるアメリカで、国家の暗部を担うこととなった三人の男の姿を描き、熱病じみたドライヴ感で驀進する超スケールの暗黒小説。
41631746054163174702アメリカン・タブロイド〈上〉
アメリカン・タブロイド〈下〉
ジェイムズ・エルロイ
文藝春秋 1998-01
自己評価:普通

J・F・ケネディ、アメリカの夢。時代の暗部がこの男に群がった。マフィア、狂った富豪、強請屋に殺し屋。歪んだ欲望を抱いた男たちが、政治と犯罪の狭間で蠢く、それぞれの栄光を夢見て。アメリカ現代史の激動を、悪党どもの悪徳の神話へ書き換える、暗黒小説の巨匠の“アンダーワールドUSA三部作”、ここに開幕。
4863323034流刑の街
チャック・ホーガン
ヴィレッジブックス 2011-01
自己評価:普通

駐車場の夜間警備員として働くイラク帰還兵メイヴン。ある晩、強盗に襲われた彼は、相手を殺しかけてしまう。その翌日、メイヴンは元軍人だという謎めいた男ロイスと出会う。彼はメイヴンに自分のチームで働かないかと言ってきた。除隊後鬱屈した日々を送るメイヴンのような男たちを集め、麻薬組織を襲撃して街を浄化すること―それがロイスの“仕事”だった。戦場を思い起こさせる仲間たちとの絆と多額の報酬、すべては完璧に思えた。ある日歯車が狂いだし、街に血が流れ始めるまでは…。
40428230684042823076フランキー・マシーンの冬 上
フランキー・マシーンの冬 下
ドン・ウィンズロウ
角川書店 2010-09-25
自己評価:秀作

フランク・マシアーノはマフィアの世界から足を洗ったつもりだった。地元サンディエゴで釣り餌店をはじめ複数のビジネスを営むかたわら、元妻と娘、恋人の間を忙しく立ち回り、“紳士の時間”にはサーフィンを楽しむ62歳の元殺し屋。だが“餌店のフランク”としての彼の平和な日々は、冬のある一日に突然終わりを告げる。過去の何者かが、かつて“フランキー・マシーン”と呼ばれた凄腕の存在を消し去ろうとしていた―。

  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2011)
  • 第九位『週刊文春ミステリーベスト10』(2010)
4488130011血の収穫
ダシール・ハメット
東京創元社 1959-06-20
自己評価:普通

コンティネンタル探偵社支局員のおれは、小切手を同封した事件依頼の手紙を受けとって、ある鉱山町に出かけたが、入れちがいに依頼人が銃殺された。利権と汚職とギャングのなわばり争い、町はぶきみな殺人の修羅場と化した。その中を、非情で利己的なおれが走りまわる。リアルな性格描写、簡潔な話法で名高いハードボイルドの先駆的名作。
4102174419ロンドン・ブールヴァード
ケン・ブルーエン
新潮社 2009-10-28
自己評価:普通

3年の刑期を終えて、ミッチェルは出所した。かつてのギャング仲間から荒っぽい仕事を世話される一方、彼はふとしたことから往年の大女優リリアンの屋敷の雑用係に収まる。リリアンに屈折した愛情を注ぐ執事ジョーダンは、彼女がミッチェルを“独占”できるよう何かと骨を折るのだが、おかげでミッチェルは危険な隘路へ。華やかな受賞歴を誇る「ノワールの詩人」、会心の一作。
4042823041404282305X犬の力 上
犬の力 下
ドン・ウィンズロウ
角川書店 2009-08-25
自己評価
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2010)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)
  • 第五位『ミステリが読みたい!』(2010)

メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとに関わらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める。

4150018278暗殺のジャムセッション
ロス・トーマス
早川書房 2009-08-07
自己評価

冷戦の最前線西ドイツでスパイ戦争に巻き込まれたマッコークルは無事に帰国し、マックの店を再開した。そこに突然、かつての相棒パディロが転げこんできた。元共同経営者にして腕利きスパイ兼殺し屋のパディロは、潜伏先の西アフリカから脱出してきたのだ。某国の首相暗殺を依頼され、それを断ったことからトラブルになったという。だが暗殺の依頼者たちは、何としてもパディロに暗殺を実行させるべく、卑劣な手段に訴えてきた。謀略と裏切りと追跡が交錯する、巨匠の幻の傑作スリラー。
4048738992オリンピックの身代金
奥田 英朗
角川グループパブリッシング 2008-11-28
評価
  • 第八位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)

昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、世界に冠たる大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。そんな気運が高まるなか、警察を狙った爆破事件が発生。同時に「東京オリンピックを妨害する」という脅迫状が当局に届けられた。しかし、この事件は国民に知らされることがなかった。「昭和」が最も熱を帯びていた時代を、圧倒的スケールと緻密な描写で描ききる、エンタテインメント巨編。
4163264205TOKYO YEAR ZERO
デイヴィッド・ピース
文藝春秋 2007-10-11
自己評価
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2008)
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2007)

1945年8月15日―─東京、品川の軍需工場で女性の腐乱死体が発見された。そして一年後に発見される第二、第三の死体…敗戦を機に解き放たれた殺人鬼、そいつは何者なのか? それを追う警察もまた、その内部に大いなる秘密を隠し―─実在の連続殺人鬼・小平義雄の事件をモチーフに現代イギリス文学の旗手デイヴィッド・ピースが描く日本の「占領」とその闇。戦慄の超大作“東京三部作”開幕。
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