TAG : リーガル

沈黙法廷
佐々木 譲
新潮社 2016-11-22
自己評価:

周囲で連続する不審死。被告人の女性は証言台で突然口を閉ざした。警察小説と法廷小説が融合した傑作。絞殺死体で発見されたひとり暮らしの初老男性。捜査線上に家事代行業の女性が浮上した。彼女の周辺では他にも複数の男性の不審死が報じられ、ワイドショーは「またも婚活殺人か?」と騒ぐ。公判で無実を訴える彼女は、しかし証言台で突如、黙秘に転じた。彼女は何を守ろうとしたのか。警察小説の雄が挑む新機軸の長編ミステリ。
テロ
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社 2016-07-11
自己評価:

2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされた。テロリストがサッカースタジアムに旅客機を墜落させ、7万人の観客を殺害しようと目論んだのだ。しかし緊急発進した空軍少佐が独断で旅客機を撃墜する。乗客164人を殺して7万人を救った彼は英雄か? 犯罪者か? 結論は一般人が審議に参加する参審裁判所に委ねられた。検察官の論告、弁護人の最終弁論ののちに、有罪と無罪、ふたとおりの判決が用意された衝撃の法廷劇。どちらの判決を下すかは、読んだあなたの決断次第。
証言拒否 リンカーン弁護士(上)
証言拒否 リンカーン弁護士(下)
マイクル・コナリー
講談社 2016-02-13
自己評価:

ローン未払いを理由に家を差し押さえられたシングルマザーが殺人の容疑者に。被害者は銀行の上席副頭取。犯行を否定し続ける容疑者。不動産差し押さえに絡む莫大な金をめぐり人間の欲が蠢く。息詰まる法廷劇。コナリーらしさが炸裂する傑作。
弁護士の血
スティーヴ・キャヴァナー
早川書房 2015-07-23
自己評価:

ニューヨークの弁護士エディー・フリンは、酒に溺れて妻から見放され、いま町をさまよい歩いていた。そんな時、ロシアン・マフィアが彼を脅迫する。要求をのまなければおまえの娘を殺害する。十歳の愛娘が拉致され、いま命の危険にさらされている。マフィアのボスは、自分に不利な証言者を殺害しろという難題を突きつけてくるが…。
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2016)
サンドリーヌ裁判
トマス・H. クック
早川書房 2015-01-09
自己評価:

聡明で美しい大学教授サンドリーヌは、謎の言葉を夫に書き記して亡くなった。彼女は自ら死を選んだ? それとも殺害された? 同じく教授の夫が疑われるが、彼は無実を訴える。やがて、公判で明らかになるサンドリーヌの「遺書」。妻と夫の間に横たわる深く不可避な溝を、ミステリアスに描き出したサスペンス。
判決破棄 リンカーン弁護士(上)
判決破棄 リンカーン弁護士(下)
マイクル・コナリー
講談社 2014-11-14
自己評価:

24年前の少女殺害事件に対して出された有罪判決破棄および差し戻し。DNA鑑定で被害者のワンピースについていた精液が服役囚とは別人のものだとわかったのだ。刑事弁護士ミッキー・ハラーは、ロサンジェルス郡地区検事長の要請で特別検察官として勝算皆無の再審を引き受ける。息詰まる法廷劇が始まった。
4163823409出訴期限
スコット・トゥロー
文藝春秋 2013-07-31
自己評価:

判事ジョージ・メイソンは苦悩していた。世論が厳罰を望む悪質な暴行事件には、法手続き上の穴があったのだ。裁くことへの苦悩の果てに、メイソンは忘れかけていた自身の暗い記憶と直面することになる…。容疑者を手続きの不備ゆえに放免すべきか? 苦悩する判事を脅迫する謎の人物の正体は? 罪と罰の問題を抉る。
コリーニ事件
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社 2013-04-11
自己評価:

2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。新米弁護士のライネンは気軽に国選弁護人を買ってでてしまう。だが、コリーニはどうしても殺害動機を話そうとしない。さらにライネンは被害者が少年時代の親友の祖父であることを知り…。コリーニを凶行に駆りたてた秘めた想い。そして、ドイツで本当にあった驚くべき“法律の落とし穴”とは。刑事事件専門の著名な弁護士が研ぎ澄まされた筆で描く、圧巻の法廷劇。
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2013)
  • 第八位『ミステリが読みたい!』(2014)
護りと裏切り 上
護りと裏切り 下
アン・ペリー
東京創元社 2013-01-29
自己評価:

友人の兄が甲冑の鉾槍に胸を突かれて死亡した。アレクサンドラは夫殺しを自白したが、真の動機を明かそうとしない。看護婦のへスターは元警官のモンクとともに真相を探り出そうとする。中央裁判所の法廷で明らかになる戦慄すべき事実とは。ヴィクトリア朝ロンドンが舞台の傑作ミステリ。
逆転立証 上
逆転立証 下
ゴードン・キャンベル
武田ランダムハウスジャパン 2012-11-10
自己評価:

辣腕弁護士のモーガンと共に、夫殺しの罪に問われた妻を弁護する機会が巡ってきたダグラス。だが状況は不利だった。凶器は妻の拳銃、現場にいたのは12歳の娘だけ。モーガンは非情な決断をする。ショックで病院にいる娘犯人説を主張して無罪を勝ち取るしかない。だが、その後の裁判の展開は誰にも想像さえつかないものになった。やがて、前代未聞の法廷第二幕の幕が切って落とされる。
4163816704無罪 INNOCENT
スコット・トゥロー
文藝春秋 2012-09-28
自己評価:

あの危機をくぐり抜けた検事サビッチは、判事の座に昇りつめていた。だが彼の妻が変死を遂げ、20年前に法廷で苦汁をなめた検事が、ふたたびサビッチを殺人の罪で法廷に立たせる。弁護側と訴追側が火花を散らす法廷で裁かれるのは人間の愛と欲、痛みと悲しみの生んだた悲劇――サビッチは有罪か無罪か。『推定無罪』と対をなす新たなる傑作リーガル・サスペンス。

  • 第三位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2013)
  • 第七位『ミステリが読みたい!』(2013)
4062771241406277125X真鍮の評決(上)
真鍮の評決(下)
マイクル・コナリー
講談社 2012-01-17
自己評価:普通

丸一年、わたしには一人の依頼人もいなかった。だが妻とその愛人の射殺容疑で逮捕されたハリウッド映画制作会社オーナーは弁護を引き受けてほしいという。証拠は十分、アリバイは不十分。しかも刑事がわたしをつけまわす。コナリー作品屈指の二人の人気者が豪華共演する傑作サスペンス、満を持して登場。

  • 第八位『ミステリが読みたい!』(2013)
4102178511いたって明解な殺人
グラント・ジャーキンス
新潮社 2011-03
自己評価:普通

頭を割られた妻の無惨な遺体。その傍らには暴力癖のある知的障害の息子、クリスタルの灰皿。現場を発見した夫アダムの茫然自失ぶりを見れば犯人は明らかなはずだった。担当するのはかつて検事補を辞職し、今は屈辱的な立場で検察に身を置くレオ。捜査が進むにつれ、明らかになるねじれた家族愛と封印された過去のタブー。めくるめくツイストも鮮やかな、心理×法廷サスペンス。
4796676864最後の証人
柚月 裕子
宝島社 2010-05-10
自己評価:普通

元検察官の佐方貞人の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。しかし佐方の本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。
40627639234062763931リンカーン弁護士〈上〉
リンカーン弁護士〈下〉
マイクル・コナリー
講談社 2009-06-12
自己評価:傑作
  • 第九位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)
  • 第十位『このミステリーがすごい!』(2010)

高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。収入は苦しく誇れる地位もない。そんな彼に暴行容疑で逮捕された資産家の息子から弁護依頼が舞い込んだ。久々の儲け話に意気込むハラーだが…。警察小説の名手が挑む迫真のリーガル・サスペンス。
4488274048検死審問―インクエスト
パーシヴァル・ワイルド
東京創元社 2008-02
自己評価
  • 第九位『本格ミステリ・ベスト10』(2009)

リー・スローカム閣下が検死官としてはじめて担当することになったのは、女流作家ミセス・ベネットの屋敷で起きた死亡事件だった。女主人の誕生日を祝うために集まっていた、個性的な関係者の証言から明らかになる事件の真相とは? そして、検死官と陪審員が下した評決は? 全編が検死審問の記録からなるユニークな構成が際立つ本書は、乱歩が絶賛し、チャンドラーをも魅了した才人ワイルドの代表作。
4198623589
深谷 忠記
徳間書店 2007-07
評価

大学教授の針生田がタイ人留学生に対する強姦未遂容疑で逮捕されたとき、妻の珠季は夫の借りた銀行の貸金庫の中に200万円の不審な振込金受取書を発見する。その後、針生田は不起訴となるが、200万円の振込先になっていた女が焼き殺された。一方、留学生の相談を受けた弁護士の香月佳美は、針生田に対する民事訴訟の準備を進めるも、 待っていたのは予想もしなかった展開だった……。強姦未遂事件と放火殺人事件。2つの事件の接点は?
4087498603裁かれる判事―越後出雲崎の女
小杉 健治
集英社 1992-10
評価

現職の判事寺沢信秀が、担当中の被告人の妻岩田歌江殺人容疑で逮捕された。寺沢は歌江が殺害される直前、一緒にいるところを目撃されていた。だが、犯行時間には赤いコートの女とホテルにいたのだった。無実を主張するが、目撃者の証言は寺沢に不利であった。寺沢を慕う義妹・杉原早紀子は、無実を証明するために消えた女を求めて越後出雲崎に旅立つ。冤罪事件を描くミステリーロマン長編。
4575506427終章からの女
連城 三紀彦
双葉社 1998-04
評価

小幡斐子は、かつて行きずりにも似た淡い関係を持ったことのある男、彩木弁護士を訪れた。もしも夫殺しの罪で逮捕されたなら、その弁護をしてほしいと。その後、裁判の過程で彼女をめぐる意外な事実が明らかになっていく。はたして真犯人は斐子なのか、それとも夫の愛人の安江か。そして判決が出てから十五年後、奇妙な殺人事件がふたたび起きる。劇的に逆転する一人の女の半生のドラマ。
4167651424無意識の証人
ジャンリーコ・カロフィーリオ
文藝春秋 2005-12
評価

南イタリアの海辺の町で、九歳の男の子が殺され、出稼ぎのアフリカ人が逮捕される。圧倒的に不利な被告の弁護を引き受けたグイードは、妻に逃げられて憂鬱な毎日を送る三十八歳。正義を振りかざすような柄でもない…が、ジェフリー・ディーヴァーが「最良の法廷スリラー」と評した見事な論証で、物語は大逆転。
4334076408犬坊里美の冒険
島田 荘司
光文社 2006-10-21
評価

雪舟祭のさなか、衆人環視の総社神道宮の境内に、忽然と現れて消えた一体の腐乱死体。残された髪の毛から死体の身元が特定され、容疑者として、ひとりのホームレスが逮捕・起訴された。しかし、死体はどこに消えたのか? そして、被告人の頑なな態度はなぜなのか? 司法修習生として、倉敷の弁護士事務所で研修を始めた犬坊里美は、志願してその事件を担当した。里美の恋と涙を描く青春小説として、津山、倉敷、総社を舞台にした旅情ミステリーとして、そして仰天のトリックが炸裂する島田「本格」の神髄として、おもしろさ満載の司法ミステリー、ここに登場。
4150704058ユダの窓
カーター・ディクスン
早川書房 1978-03
自己評価

アンズウェルは結婚の許しを乞うため、恋人の父親を訪ねた。勧められるままに飲み物を口にした彼は喉に異様な感触を覚え、意識を失ってしまった。そして目を覚まして見た光景は、完全な密室で事切れている将来の義父の姿だった。当然のごとく彼は殺人の容疑に問われた。しかし、厳しい追及に対し、無実を信じるH・M卿がユダの窓の存在を主張し敢然と立ち上がった。巧妙なトリックを駆使して綴る密室ものの名作。
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