TAG : 一気読み

そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
早川書房 2003-10
自己評価:

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と…ミステリの女王の最高傑作。
機は熟せり(上): クリフトン年代記 第6部
機は熟せり(下): クリフトン年代記 第6部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2016-12-23
自己評価:

エマと宿敵ヴァージニアの裁判が結審を迎えた。決め手となったのは一通の手紙だった。スターリンの所業を暴いた『アンクル・ジョー』の出版に奔走するハリー、東ドイツで出会ったカリンを危険を顧みず呼びよせんとするジャイルズ、そしてセブの新たなる恋。登場人物それぞれが新境地に向う中、金の亡者たちは新たな陰謀に蠢き始めた。欲望と情念がせめぎ合う凄絶無比のサーガ、終幕の序章。
剣より強し(上): クリフトン年代記 第5部
剣より強し(下): クリフトン年代記 第5部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2016-06-26
自己評価:

客船<バッキンガム>爆破事件の後、ハリーはシベリア強制収容所に幽閉されている一人のロシア人を救出する決意を固める。その男ババコフはかつてスターリンの専属通訳を務め、内幕を暴露した本を著して逮捕されていた。セバスティアンの恋とビジネスに迫る危機、ジャイルズを襲う予期せぬ不祥事、そしてエマを待ち受ける陰謀……一寸先に闇が訪れ、息つく暇も与えぬシリーズ第5部。
悲しみのイレーヌ
ピエール・ルメートル
文藝春秋 2015-10-09
自己評価:

連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。事件は異様な見立て殺人だと判明。掟破りの大逆転が待つ鬼才のデビュー作。
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第五位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第七位『本格ミステリ・ベスト10』(2016)
天国でまた会おう
ピエール・ルメートル
早川書房 2015-10-16
自己評価:

第一次世界大戦の前線。生真面目な青年アルベールは、ある陰謀により死にかけたところを気まぐれな戦友エドゥアールに救われた。やがて迎えた終戦だが、帰還した兵士たちに世間は冷たい。絶望した二人は犯罪に手を染めるが――『その女アレックス』の著者が放つ一気読み必至の傑作。
欺きの家(上)
欺きの家(下)
ロバート・ゴダード
講談社 2015-07-15
自己評価:

古参社員ケラウェイが命じられたのは社史編纂のための記録探し。──18歳の夏、アルバイトをするケラウェイは創業家の姉弟と出会う。多くの謎を残して死んだ弟、美しい姉との運命の恋。その後も一族では不審な死が重なり、企業は拡大していく。裏切り者は誰なのか? ミステリ読みのための快作。
追風に帆を上げよ(上): クリフトン年代記 第4部
追風に帆を上げよ(下): クリフトン年代記 第4部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2015-03-28
自己評価:

バリントン家とクリフトン家の破滅を願うマルティネスの復讐心はさらに過激さをまし、その意を汲んだフィッシャーがバリントン海運の役員として暗躍。銀行家ハードキャッスルの後ろ盾を得たハリーたちと、秒刻みの真っ向勝負が始まる。ついに完成した豪華客船の処女航海と一族の行く末は──。
裁きの鐘は(上): クリフトン年代記 第3部
裁きの鐘は(下): クリフトン年代記 第3部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2014-03-28
自己評価:

バリントン家の正統な後継者はハリーかジャイルズか、国中を巻き込んだ大論争がようやく決着。それぞれが新しい生活を手にした矢先、突然の病魔が大切な命を奪い、また新たな難題が持ち上がる。喪失の哀しみのなかで、ハリーとエマが敵対した次なる相手はなんと、ジャイルズだった――。裏切られた友情と兄妹愛は取り返せるのか? 予想外が連鎖する「クリフトン」シリーズ第3部。
死もまた我等なり(上): クリフトン年代記 第2部
死もまた我等なり(下): クリフトン年代記 第2部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2013-09-28
自己評価:

アメリカ上陸と同時にハリーを待ち受けていたのは、突然の逮捕劇と不条理な刑務所暮らしだった。一方イギリスでは、エマだけが愛する彼の生存を信じ続ける。「生きて再会したい」エマの願いは届くのか? やがて彼らは、英国中を巻き込む大論争の的となっていく。名誉や金への野心渦巻き、変化する人間模様。大波乱の「クリフトン」シリーズ第2部。
緑衣の女
アーナルデュル・インドリダソン
東京創元社 2013-07-11
自己評価:

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。どう見ても最近埋められたものではない。現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近にはイギリス軍やアメリカ軍のバラックもあったらしい。住民の証言の端々に現れる緑の服の女。数十年のあいだ封印されていた哀しい事件が、捜査官エーレンデュルの手で明らかになる。
  • 第二位『ミステリが読みたい!』(2014)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2013)
  • 第十位『このミステリーがすごい!』(2014)
時のみぞ知る(上): クリフトン年代記 第1部
時のみぞ知る(下): クリフトン年代記 第1部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2013-04-27
自己評価:

1920年代、イギリスの港町ブリストルに住む貧しい少年ハリーは、サッカー選手か世界を旅する船乗りを夢見ていた。しかし、意外な才能に恵まれ、進学校へ進んだ彼は、富裕層の御曹司たちから再三いじめを受ける。やがて名家出身のジャイルズという親友を得るが……。貴族と庶民の生きざまを描いた著者畢生の最高傑作。
夢幻花(むげんばな)
東野 圭吾
PHP研究所 2013-04-18
自己評価:

独り暮らしをしていた老人が何者かに殺された。遺体の第一発見者は孫娘の梨乃。梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、ブログにアップする。ブログを見て近づいてきたのが、警察庁に勤務する蒲生要介。その弟・蒼太と知り合った梨乃は、蒼太とともに、事件の真相と黄色い花の謎解明に向けて動き出す。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。
  • 第十位『週刊文春ミステリーベスト10』(2013)
コリーニ事件
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社 2013-04-11
自己評価:

2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。新米弁護士のライネンは気軽に国選弁護人を買ってでてしまう。だが、コリーニはどうしても殺害動機を話そうとしない。さらにライネンは被害者が少年時代の親友の祖父であることを知り…。コリーニを凶行に駆りたてた秘めた想い。そして、ドイツで本当にあった驚くべき“法律の落とし穴”とは。刑事事件専門の著名な弁護士が研ぎ澄まされた筆で描く、圧巻の法廷劇。
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2013)
  • 第八位『ミステリが読みたい!』(2014)
ジャッカルの日
フレデリック・フォーサイス
角川書店 1979-06-10
自己評価:

暗号名ジャッカル──ブロンド、長身、ひきしまった体躯のイギリス人。プロの暗殺屋であること以外、本名も年齢も不明。警戒網を破りパリへ…標的はドゴール。計画実行日“ジャッカルの日”は刻々と迫る。
410375012Xソロモンの偽証 第III部 法廷
宮部 みゆき
新潮社 2012-10-11
自己評価:

この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば……。驚愕と感動の評決が、今下る。

  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2013)
4103750111ソロモンの偽証 第II部 決意
宮部 みゆき
新潮社 2012-09-20
自己評価:

保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう。教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。その手捌きに一同は戦慄した……。

  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2013)
4103750103ソロモンの偽証 第I部 事件
宮部 みゆき
新潮社 2012-08-23
自己評価:

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。死体は何を仕掛けたのか。真意を知っているのは誰!? 学校に仕掛けられた史上最強のミステリ。

  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2013)
4163816607アルカトラズ幻想
島田 荘司
文藝春秋 2012-09-23
自己評価:

1939年、ワシントンDCの森で、娼婦の死体が発見された。被害者は木の枝に吊るされ、女性器の周辺をえぐられたため、股間から内臓が垂れ下がっていた。時をおかず第二の事件も発生。凄惨な猟奇殺人に世間も騒然となる中、意外な男が逮捕され、サンフランシスコ沖に浮かぶ孤島の刑務所、アルカトラズに収監される。やがて心ならずも脱獄した男は、奇妙な地下世界に迷い込む―。

  • 第八位『本格ミステリ・ベスト10』(2013)
4163755705占領都市 TOKYO YEAR ZERO II
デイヴィッド・ピース
文藝春秋 2012-08-26
自己評価:

1948年1月26日。帝国銀行に白衣の男が現われた。男が言葉巧みに行員たちに飲ませたのは猛毒の青酸化合物。12人が死亡、四人が生き残り、銀行からは小切手と現金が消えた。悪名高い“帝銀事件”である。大量毒殺事件を生んだ占領下東京の黒い霧を、ノワールの旗手が鬼気迫る筆で暴きだす。

  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2013)
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2013)
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2012)
4488024939双頭のバビロン
皆川 博子
東京創元社 2012-04-21
自己評価:傑作

結合双生児として生まれたゲオルクとユリアンの波瀾に満ちた数奇な人生。交錯しては離れていく二人の運命は、それぞれの戦場へと導かれてゆく―。動乱の1920年代、野心と欲望が狂奔する聖林と、鴉片と悪徳が蔓延する上海。二大魔都で展開する壮大かつ謎に満ちた、絢爛豪華なオペレッタ。
4488013368犯罪
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元社 2011-06-11
自己評価:傑作

弁護士の「私」が遭遇した11の異様な“犯罪”。高名な刑事事件弁護士である著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描きあげた珠玉の連作短篇集。

  • 第二位『ミステリが読みたい!』(2012)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2012)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2011)
4048741837ジェノサイド
高野 和明
角川書店 2011-03-30
自己評価:傑作

創薬化学を専攻する大学院生・研人のもとに死んだ父からのメールが届く。傭兵・イエーガーは不治の病を患う息子のために、コンゴ潜入の任務を引き受ける。二人の人生が交錯するとき、驚愕の真実が明らかになる――。

  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2012)
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2011)
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2012)
4103294612タワーリング
福田 和代
新潮社 2011-04
自己評価:秀作

地上50階地下5階、まるで一つの街のような巨大ビル。朝9時、警報ベルが鳴り響く。「我々は、ウインドシア六本木をジャックした」人質は最上階に住むビル会社社長。駆けつけた警察はシステムに阻まれ、容易に突入することができない。じりじりと過ぎる時間の中、17階のオフィスに閉じ込められたビル会社の社員、船津康介は、ある奇策を試みる。非常用井戸、備蓄食、発電所を備えた都市の要塞。そのセキュリティと防災システムが、人々を外界から遮断していく。
45940249204594024939ブラックライト〈上〉
ブラックライト〈下〉
スティーヴン・ハンター
扶桑社 1998-05
自己評価:秀作

アリゾナ州の田舎で平穏に暮らす名スナイパー、ボブ・リー・スワガーのもとにラス・ピューティという青年が訪ねてきた。「あなたの父上の話が書きたいのです」とラス・ピューティは言った。1955年7月、アーカンソー州の警察官アール・リー・スワガーは逃走中の凶悪犯との銃撃戦で殉職した。40年前の事件を調べはじめた二人に気づき、真実が明るみに出ることを恐れた男たちが、いま動きはじめた。
4163297405追悼者
折原 一
文藝春秋 2010-11
自己評価:秀作

浅草の古びたアパートで発見された女の絞殺死体。被害者は大手旅行代理店のOLだが、夜になると街で男を誘っていたという。この事件に興味を抱いたノンフィクション作家が彼女の生い立ちを取材すると、その周辺に奇妙な事件が相次いで起きていたことが分かる。彼女を殺したのは誰か。その動機は。「騙りの魔術師」折原一が贈る究極のミステリ。
4062161729死ねばいいのに
京極 夏彦
講談社 2010-05-15
自己評価:残念

死んだ女のことを教えてくれないか―。無礼な男が突然現われ私に尋ねる。私は一体、彼女の何を知っていたというのだろう。問いかけられた言葉に、暴かれる嘘、晒け出される業、浮かび上がる剥き出しの真実。人は何のために生きるのか。この世に不思議なことなど何もない。ただ一つあるとすれば、それは。
  • 第九位『週刊文春ミステリーベスト10』(2010)
4042823041404282305X犬の力 上
犬の力 下
ドン・ウィンズロウ
角川書店 2009-08-25
自己評価
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2010)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)
  • 第五位『ミステリが読みたい!』(2010)

メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとに関わらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める。

4062157705図地反転
曽根圭介
講談社 2009-09-05
自己評価

幼女殺害事件に挑む新米刑事。総力を挙げた地取り捜査で集められた膨大な情報。そのなかから、浮かび上がった一人の男。目撃証言、前歴、異様な言動。すべての要素が、あいつをクロだと示している。図地反転図形―─図と地(背景)の間を知覚はさまよう。「ふたつの図」を同時に見ることはできない。ひとたび反転してしまったら、もう「元の図」を見ることはできない。
41021693344102169342グラーグ57(上)
グラーグ57(下)
トム・ロブ・スミス
新潮社 2009-08-28
自己評価
  • 第二位『ミステリが読みたい!』(2010)
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2010)

運命の対決から3年―。フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へと送り込む。そして、その魔手が今、レオにも忍び寄る。愛する家族を救うべく、彼は極寒の収容所に潜入して、自ら投獄した元司祭を奪還する。だが、彼を待っていたのは裏切りでしかなかった。国家の威信と個人の尊厳が火花を散らした末にもたらされる復讐の真実とは。
4087713040追想五断章
米澤 穂信
集英社 2009-08
自己評価
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2010)
  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2010)
  • 第四位『本格ミステリ・ベスト10』(2010)
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)

古書店アルバイトの菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。二十二年前のその夜何があったのか? 幾重にも隠された真相は?
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