TAG : 本格

本と鍵の季節
米澤 穂信
集英社  2018-12-14
自己評価:

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが…。図書室に持ち込まれる謎に、男子高校生ふたりが挑む全六編。



カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)
カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)
アンソニー・ホロヴィッツ
東京創元者 2018-9-28
自己評価:

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。名探偵アティカス・ピュントの推理は―。『カササギ殺人事件』の原稿を読んで激怒した編集者のわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。夢中になって読むこと間違いなし、これがミステリの面白さの原点。
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2019)
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
  • 第一位『本格ミ ステリ・ベスト10』(2019)
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2019)
沈黙のパレード
東野 圭吾
文藝春秋 2018-10-11
自己評価:

突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2019)
  • 第十位『本格ミステリ・ベスト10』(2019)
数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫)
ジョン・ヴァードン
文春文庫 2018-9-4
自己評価:

数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。658という数字を思い浮かべた男が同封されていた封筒を開くと、そこにあった数字は「658」──数々の難事件を解決してきた退職刑事に持ち込まれた怪事は、手品めいた謎と奇怪な暗示に彩られた連続殺人に発展する。眩惑的な奇術趣味と謎解きの興趣あふれる華麗なミステリ。
  • 第四位『本格ミステリ・ベスト10』(2019)
  • 第七位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
  • 第九位『このミステリーがすごい!』(2019)
白の恐怖 (光文社文庫)
鮎川 哲也
光文社 2018-08-08
自己評価:

軽井沢の別荘「白樺荘」に、莫大な遺産を相続することになった四人の男女が集まった。だが、生憎の悪天候で雪が降りしきり、別荘は外とは連絡が取れない孤立状態になっていた。そこでひとり、またひとりと殺人鬼の毒牙にかかって相続人が死んでいく…。
宵待草夜情―連城三紀彦傑作推理コレクション
連城 三紀彦
角川春樹事務所 1998-07
自己評価:

「さっき、棄てるっていったのは命のこと? 命の棄て場所を探してるってこと?」。友人を裏切り、人生を自堕落に過ごしている古宮の前に現れた鈴子。彼女もまた悲しい宿命を持った者だった。大正の東京を舞台とした、はかない男女の交歓を軸に描かれる表題作をはじめ、「能師の妻」「野辺の露」「花虐の賦」「未完の盛装」の全五篇を収録した短編集。
変調二人羽織
連城 三紀彦
光文社 2010-01-13
自己評価:

東京の夜空に珍しく一羽の鶴が舞った夜、ひとりの落語家・伊呂八亭破鶴が殺された。舞台となった密室にいたのはいずれも破鶴に恨みを抱く関係者ばかり。捜査で続々と発覚する新事実。そして、衝撃の真相は。初期の傑作「変調二人羽織」を含む、読者を唸らせる連城ミステリ五編を収録した永久保存版。
キリング・ゲーム (文春文庫)
ジャック・カーリイ
文藝春秋 2017-10-06
自己評価:

連続殺人の被害者の共通点は何か。過去の経験から「動機なき無差別殺人」などないと信じるカーソンだったが、突破口は一向に見えない。一方、殺人犯は微細な証拠も残さぬように細心の注意を払って殺人を遂行していた。ルーマニアで心理実験の実験台になった犯人の心の闇に大胆な罠を仕込んだシリーズ屈指の驚愕作。
  • 第六位『本格ミステリ・ベスト10』(2018)
13・67
陳 浩基
文藝春秋 2017-09-30
自己評価:

2013年から1967年へ香港警察の名刑事の人生を遡り、権力者と民衆の相克、香港という存在が孕む矛盾を描く華文ミステリー。
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2018)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2018)
狩人の悪夢
有栖川 有栖
KADOKAWA 2017-01-28
自己評価:

人気ホラー作家・白布施に誘われ、ミステリ作家の有栖川有栖は、彼の家「夢守荘」を訪問することに。そこには、「眠ると必ず悪夢を見る部屋」があるという。しかしアリスがその部屋に泊まった翌日、白布施のアシスタントが住んでいた「獏ハウス」と呼ばれる家で、右手首のない女性の死体が発見される。臨床犯罪学者・火村と、相棒のミステリ作家・アリスが、悪夢のような事件の謎を解き明かす。
  • 第二位『本格ミステリ・ベスト10』(2018)
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2018)
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2018)
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
早川書房 2003-10
自己評価:

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と…ミステリの女王の最高傑作。
ささやく真実
ヘレン・マクロイ
東京創元社 2016-08-31
自己評価:

悪趣味ないたずらで周囲に騒動をもたらす美女クローディアは、知人の研究室から盗みだした強力な自白剤を飲みものに混ぜてふるまい、宴を暴露大会に変えてしまう。その代償か、夜の終わりに彼女は何者かに殺害された。精神科医ウィリング博士が意外な手がかりをもとに指摘する真犯人は? マクロイ屈指の謎解き純度を誇る、傑作本格ミステリ。
  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2017)
屋上の道化たち
島田 荘司
講談社 2016-04-26
自己評価:

まったく自殺する気がないのに、その銀行ビルの屋上に上がった男女は次々と飛びおりて、死んでしまう。いったい、なぜ? あまりにも不可思議な謎を解き明かせるのは、名探偵・御手洗潔しかいない。「読者への挑戦」も組み込まれた、御手洗潔シリーズ50作目にあたる書き下ろし傑作長編。
  • 第八位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
  • 第八位『本格ミステリ・ベスト10』(2017)
真実の10メートル手前
米澤 穂信
東京創元社 2015-12-21
自己評価:

滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執──痛みを引き受けながらそれらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。『王とサーカス』後の六編を収録する垂涎の作品集。
  • 第一位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2016)
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2017)
  • 第七位『本格ミステリ・ベスト10』(2017)
王とサーカス
米澤 穂信
東京創元社 2015-07-29
自己評価:

2001年、太刀洗万智は知人の雑誌編集者から仕事を受け、事前取材のためネパールに向かった。現地で知り合った少年にガイドを頼みんだ矢先、王宮で王族殺害事件が勃発する。太刀洗はジャーナリストとして早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。「この男は、わたしのために殺されたのか?」─疑問と苦悩の果てに、太刀洗が辿り着いた痛切な真実とは?
  • 第一位『ミステリが読みたい!』(2016)
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第三位『本格ミステリ・ベスト10』(2016)
鍵の掛かった男
有栖川 有栖
幻冬舎 2015-10-08
自己評価:

大阪・中之島の“銀星ホテル”で梨田稔が死んだ。警察は自殺と断定。しかし同ホテルを定宿にする女流作家・影浦浪子は納得できず、その死の謎の解明をミステリ作家の有栖川有栖とその友人の犯罪社会学者・火村英生に依頼。が、調査は難航。梨田は身寄りがない上、人物像は闇の中で、その人生は「鍵の掛かった」としか言いようがなかった。
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
  • 第六位『ミステリが読みたい!』(2017)
  • 第七位『本格ミステリ・ベスト10』(2016)
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2016)
新しい十五匹のネズミのフライ─ジョン・H・ワトソンの冒険
島田 荘司
新潮社 2015-09-30
自己評価:

「赤毛組合」の犯人一味が脱獄した──ワトソン博士のもとに、驚天動地の知らせが舞い込んだ。だが肝心のホームズは重度のコカイン中毒で幻覚を見る状態…。犯人たちの仰天の大計画とは。その陰で囁かれた謎の言葉「新しい十五匹のネズミのフライ」とは。そして「赤毛組合」事件の書かれざる真相とは。さまざまなホームズ作品のエッセンスを、英国流のユーモアあふれる冒険譚に昇華させた大作。
  • 第七位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
髑髏の檻
ジャック・カーリイ
文藝春秋 2015-08-04
自己評価:

刑事カーソンが休暇で赴いたケンタッキーの山中で連続殺人が。犯人はネット上の宝探しサイトで犯行を告知し、死体はどれも奇怪な装飾を施されていた。捜査に巻き込まれたカーソンの前に現れたのは、実の兄にして逃走中の連続殺人鬼ジェレミー。
  • 第四位『本格ミステリ・ベスト10』(2016)
  • 第七位『ミステリが読みたい!』(2016)
  • 第十位『このミステリーがすごい!』(2016)
406219628X怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関
法月 綸太郎
講談社 2015-07-09
自己評価:

「SF作家P・K・トロッターの未発表原稿、『多世界の猫』を盗んでほしい」―─依頼を引き受けたグリフィンは、原稿をもつマーズデン博士との接触に成功するが、その場を猫に扮装し武器を持った動物愛護グループに襲撃される!謎多き原稿の背後に潜む信じがたい真実とは? そして、グリフィンの運命は―!?新本格ミステリと量子SFの美しき融合。
悪魔の羽根
ミネット・ウォルターズ
東京創元社 2015-05-29
自己評価:

2002年、シエラレオネで5人の女性が殺害。元少年兵3人が起訴されるが、記者コニーは英国人のマッケンジーを疑っていた。2年後、彼に遭遇したコニーは拉致監禁されてしまう。解放時、彼女はほぼ無傷なうえ曖昧な証言ばかりで監禁中の出来事を警察に話さない。何を隠しているのか? 圧巻の心理描写と謎解きの妙味を堪能できる、著者渾身のサスペンス。
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2016)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第八位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
逃げる幻
ヘレン・マクロイ
東京創元社 2014-08-21
自己評価:

目撃者の前で、少年が開けた荒野から忽然と消えた人間消失事件と、密室殺人――スコットランドを舞台に、名探偵ウィリング博士が不可能犯罪に挑む謎解きの傑作。

  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
  • 第六位『ミステリが読みたい!』(2015)
  • 第七位『このミステリーがすごい!』(2015)
  • 第七位『週刊文春ミステリーベスト10』(2014)
青き犠牲
連城 三紀彦
光文社 2015-02-10
自己評価:

彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した後、武蔵野の林から遺体で発見される。高校生の息子・鉄男の出生の秘密、美貌の母と鉄男の異常な関係など、杉原家の抱える歪んだ家族関係が明らかになり、容疑は息子の鉄男に向けられるが、仰天の顛末とは―。「ギリシャ悲劇」を絡めた連城三紀彦初期の傑作長編ミステリ。
服用禁止
アントニイ・バークリー
原書房 2014-03-31
自己評価:

わたしの仲間たちの中心的存在ともいえた友人が死んだ。病死なのか、それとも事故か殺人か。やがて、検死とともに審問が行われ、被害者の意外な素顔が明らかとなり、同時に関係者たちも複雑な仮面をかぶっていたことを知るに及び、わたしはとびきり苦い真相に至るのだが…。読者への挑戦状を付した、ひねりの利いた本格ミステリ。
  • 第二位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
侵入者 自称小説家
折原 一
文藝春秋 2014-09-10
自己評価:

一家強殺事件を、再現劇で推理する?──自称小説家の塚田は未解決の一家強殺事件を取材し、遺族をキャストに迎えた再現劇で犯人を推理する。トリックの魔術師の最新長編。
黒龍荘の惨劇
岡田 秀文
光文社 2014-08-19
自己評価:

山縣有朋の別邸・黒龍荘に、影の金庫番・漆原安之丞に対して恨みを晴らす、という脅迫文が届き、数日後、漆原は謎の死をとげた。調査依頼を受けた探偵・月輪は、助手の杉山を連れて黒龍荘に住み込む。広大なお邸には四人の妾を含む住人7人が暮らしていたが、彼らは次々と遺体となって発見されていく―史上屈指の残虐事件の裏には、国家をも揺るがしかねないおそるべき謀略があった。
  • 第五位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
  • 第十位『ミステリが読みたい!』(2015)
満願
米澤 穂信
新潮社 2014-03-20
自己評価:

人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジック。
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2015)
  • 第一位『ミステリが読みたい!』(2015)
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2014)
  • 第二位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
小さな異邦人
連城 三紀彦
文藝春秋 2014-03-10
自己評価:

八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」だが家には子供全員が揃っていた。誘拐されたのは誰? 誘拐ミステリーの新境地を開いた表題作など、珠玉の八篇。恋愛小説の名手にしてミステリーの鬼才から最後の贈り物。
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2015)
  • 第三位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2015)
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2014)
アルモニカ・ディアボリカ
皆川 博子
早川書房 2013-12-19
自己評価:

18世紀英国。愛弟子らを失った解剖医ダニエルが失意の日々を送る一方、暇になった弟子たちは判事の要請で犯罪防止新聞を作っていた。ある日、正体不明の屍体の情報を求める広告依頼が舞い込む。屍体の胸には“ベツレヘムの子よ、よみがえれ。アルモニカ・ディアボリカ”と謎の暗号が。それは、彼らを過去へと繋ぐ恐るべき事件の幕開けだった。『開かせていただき光栄です』続篇。
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2015)
警官の騎士道
ルーパート・ペニー
論創社 2013-10
自己評価:

事件現場は密室状態。凶器は被害者のコレクション。そして容疑者たちにはアリバイが…。サー・レイモンド・エヴェレットを殺害した犯人は誰なのか? 秀逸なトリックと緻密なロジックによる本格ミステリの傑作。
  • 第十位『本格ミステリ・ベスト10』(2014)
列車に御用心 (論創海外ミステリ)
エドマンド・クリスピン
論創社 2013-03
自己評価:

人間消失、アリバイ偽装、密室の謎。名探偵フェン教授が難事件に挑む。「クイーンの定員」にも選ばれたロジカルな謎解き輝く傑作短編集。
  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2014)
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