TAG : 英国ミステリ

灰色の密命(上) 1919年三部作 2
灰色の密命(下) 1919年三部作 2
ロバート・ゴダード
講談社 2017-03-15
自己評価:

ドイツのスパイ網指揮者レンマーを陥れるべく二重スパイとなったマックスは、ドイツ軍艦から極秘ファイルの回収を命じられる。レンマー打倒の材料となる極秘ファイルの解読を試みるマックスらに立ちはだかる意外な刺客。レンマーのスパイ網は身内にも張り巡らされていた。一方、日本代表団の新たな代表となった戸村伯爵とその息子が、マックスらの行く手を阻む。ゴダードが紡ぐ壮大なスケールの国際諜報戦、いよいよ佳境へ。

謀略の都(上) 1919年三部作①
謀略の都(下) 1919年三部作①
ロバート・ゴダード
講談社 2017-01-13
自己評価:

1919年春。講和条約締結のため各国代表団がパリで協議を進めるなか、英国の外交官が謎の死を遂げた。元空軍パイロットの次男マックスは父の知人らの協力を得て解明を進めるが、ドイツのスパイ網指揮者の存在が浮上してほどなく、命の危険に晒されてしまう。第一次大戦後の混沌を生きるスパイ小説新シリーズ、いよいよ開幕。
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー
早川書房 2003-10
自己評価:

さまざまな職業、年齢、経歴の十人がU・N・オーエンと名乗る富豪からインディアン島に招待された。しかし、肝心の招待主は姿を見せず、客たちが立派な食卓についたとき、どこからともなく客たちの過去の犯罪を告発してゆく声が響いてきた。そして童謡のとおりに、一人また一人と…ミステリの女王の最高傑作。
アーサーとジョージ
ジュリアン・バーンズ
中央公論新社 2016-01-22
自己評価:

アーサー・コナン・ドイルは、医師から作家に転じシャーロック・ホームズを生んだ時代の寵児。ジョージ・エイダルジは、司祭館に育った生真面目な事務弁護士。活力溢れるアーサーと、実直さが取り柄のジョージ、異なる世界に生きてきた二人が出会うのは1906年のこと。連続家畜殺しの罪を着せられたジョージの嘆願に応じたアーサーは、ホームズばりの観察力で潔白を直感し、真相究明に乗り出す。
エンジェルメイカー
ニック・ハーカウェイ
早川書房 2015-06-04
自己評価:

大物ギャングの息子であるジョーは機械職人として静かに暮らしていたが、謎の機械を修理した日にすべてが変わった。客の老婦人は引退したエージェント、謎の機械は最終兵器の鍵だった。そして思惑を持つ人々がジョーの周囲で暗躍を始める。愛する者を守り、世界を救うため、ジョーは父の銃を手に立ち上がる。
  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第六位『ミステリが読みたい!』(2016)
  • 第六位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
欺きの家(上)
欺きの家(下)
ロバート・ゴダード
講談社 2015-07-15
自己評価:

古参社員ケラウェイが命じられたのは社史編纂のための記録探し。──18歳の夏、アルバイトをするケラウェイは創業家の姉弟と出会う。多くの謎を残して死んだ弟、美しい姉との運命の恋。その後も一族では不審な死が重なり、企業は拡大していく。裏切り者は誰なのか? ミステリ読みのための快作。
悪魔の羽根
ミネット・ウォルターズ
東京創元社 2015-05-29
自己評価:

2002年、シエラレオネで5人の女性が殺害。元少年兵3人が起訴されるが、記者コニーは英国人のマッケンジーを疑っていた。2年後、彼に遭遇したコニーは拉致監禁されてしまう。解放時、彼女はほぼ無傷なうえ曖昧な証言ばかりで監禁中の出来事を警察に話さない。何を隠しているのか? 圧巻の心理描写と謎解きの妙味を堪能できる、著者渾身のサスペンス。
  • 第三位『ミステリが読みたい!』(2016)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2016)
  • 第八位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
夏の沈黙
ルネ・ナイト
東京創元社 2015-05-29
自己評価:

テレビのドキュメンタリー制作者のキャサリン。彼女は順風満帆の生活を送っていた。だが、引っ越し先で手にした見覚えのない本を開いた瞬間、彼女の人生は暗転した。主人公は自分自身だ。しかもその本は、20年間隠してきた秘密を暴こうとしている。刊行前に世界25か国で出版決定。今年最大の新人による、一気読み必至の驚異のデビュー作。
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2016)
服用禁止
アントニイ・バークリー
原書房 2014-03-31
自己評価:

わたしの仲間たちの中心的存在ともいえた友人が死んだ。病死なのか、それとも事故か殺人か。やがて、検死とともに審問が行われ、被害者の意外な素顔が明らかとなり、同時に関係者たちも複雑な仮面をかぶっていたことを知るに及び、わたしはとびきり苦い真相に至るのだが…。読者への挑戦状を付した、ひねりの利いた本格ミステリ。
  • 第二位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
血の裁き(上)
血の裁き(下)
ロバート・ゴダード
講談社 2014-06-13
自己評価:

かつて高額な報酬に惹かれ、セルビア民兵組織リーダーの生体肝移植を成功させた外科医ハモンドの前に、リーダーの娘が現れた。大量虐殺を繰り返し、戦争犯罪人として逮捕された父親の財産の隠し場所を知る元会計係を探してほしいという。半ば脅迫されたハモンドはハーグへ向かう。バルカンを舞台に繰り広げられる、秀逸ノンストップ・スリラー。
ハイスピード!
サイモン・カーニック
文藝春秋 2014-05-09
自己評価:

タイラーは血染めのベッドで目覚めた。隣には恋人の惨殺死体。殺しの濡れ衣を着せられ、カバンの受け渡しを強制された。それが決死の逃亡の始まりだった。敵は何者か。なぜ自分が狙われたのか。陰謀の全貌は? 冒頭から全力疾走、一気読み確実の豪速サスペンス。
養鶏場の殺人/火口箱
ミネット・ウォルターズ
東京創元社 2014-03-12
自己評価:

英国で実際に起きた事件を基に執筆された表題作と、偏見がいかにして悲惨な出来事を招いたかを暴く「火口箱」を収録。現代英国ミステリの女王の魅力が詰まった傑作中編集。
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2015)
  • 第六位『週刊文春ミステリーベスト10』(2014)
  • 第六位『本格ミステリ・ベスト10』(2015)
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2015)
大聖堂 (上)
大聖堂 (中)
大聖堂 (下)
ケン・フォレット
ソフトバンク文庫
自己評価:

12世紀のイングランド。放浪の建築職人トムは、キングズブリッジ修道院長から命じられ、本格的に大聖堂の再建に乗りだす。が、キングズブリッジの繁栄をねたむ男が焼き討ちを仕掛ける……。トムの死後、大聖堂再建を引き継いだ息子のアルフレッドだが、大聖堂が崩壊してしまう。そこへ、ヨーロッパを放浪して修行中だったトムの弟子のジャックが帰還し、大聖堂に新たな光が……。大聖堂復活をめぐる波瀾万丈の大ロマン小説。
警官の騎士道
ルーパート・ペニー
論創社 2013-10
自己評価:

事件現場は密室状態。凶器は被害者のコレクション。そして容疑者たちにはアリバイが…。サー・レイモンド・エヴェレットを殺害した犯人は誰なのか? 秀逸なトリックと緻密なロジックによる本格ミステリの傑作。
  • 第十位『本格ミステリ・ベスト10』(2014)
列車に御用心 (論創海外ミステリ)
エドマンド・クリスピン
論創社 2013-03
自己評価:

人間消失、アリバイ偽装、密室の謎。名探偵フェン教授が難事件に挑む。「クイーンの定員」にも選ばれたロジカルな謎解き輝く傑作短編集。
  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2014)
隠し絵の囚人(上)
隠し絵の囚人(下)
ロバート・ゴダード
講談社 2013-03-15
自己評価:

1976年春。職を辞して実家に戻ったスティーヴンは亡くなったはずの伯父が生きていたことを知る。36年間アイルランドの監獄に収監されていたらしい。投獄の理由を口にしない伯父のもとに、ある日ロンドンの弁護士から奇妙な依頼が届く。実業家所蔵のピカソが盗品である証拠を見つけてほしいという。MWA賞最優秀賞受賞作。
ファイナル・ターゲット (上)
ファイナル・ターゲット (下)
トム・ウッド
早川書房 2013-03-22
自己評価:

プロの暗殺者ヴィクターはCIAからの仕事を引き受けている。次の暗殺はベラルーシで決行されることになった。だが、そこに謎の勢力が介入し、事態は複雑な様相を呈してくる。そんな折り、CIAは最後のターゲットをヴィクターに告げ、仕留めれば自由の身になると確約する。だが、彼には知る由もなかった――背後でCIAが巧妙かつ大がかりな陰謀を密かに進行させていたことを。『パーフェクト・ハンター』に続く冒険アクション巨篇。
護りと裏切り 上
護りと裏切り 下
アン・ペリー
東京創元社 2013-01-29
自己評価:

友人の兄が甲冑の鉾槍に胸を突かれて死亡した。アレクサンドラは夫殺しを自白したが、真の動機を明かそうとしない。看護婦のへスターは元警官のモンクとともに真相を探り出そうとする。中央裁判所の法廷で明らかになる戦慄すべき事実とは。ヴィクトリア朝ロンドンが舞台の傑作ミステリ。
終わりの感覚
ジュリアン・バーンズ
新潮社 2012-12-21
自己評価:

20代で自殺した親友の日記が、老年を迎えた男の手に突然託される。それは、別れた恋人の母親の遺言だった。男は20代の記憶を懸命に探りつつ、かつての恋人を探しあてるが……。ウィットあふれる優美な文章。衝撃的エンディング。記憶と時間をめぐるサスペンスフルな中篇小説。2011年度ブッカー賞受賞作。
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2014)
  • 第九位『ミステリが読みたい!』(2014)
喪失
モー・ヘイダー
早川書房 2012-12-07
自己評価:

当初は単純な窃盗と思われたカージャック事件。捜査の指揮を執るキャフェリー警部の胸中に不安の雲が湧きだしたとき、今回とよく似た手口の事件が過去にも発生していたことが判明した。犯人の狙いは車ではなく、少女だったのか。事件の様相は一変し、捜査に総力が注がれる。屈指の実力派がMWA賞最優秀長篇賞の栄誉を射止めた力作。
ジャッカルの日
フレデリック・フォーサイス
角川書店 1979-06-10
自己評価:

暗号名ジャッカル──ブロンド、長身、ひきしまった体躯のイギリス人。プロの暗殺屋であること以外、本名も年齢も不明。警戒網を破りパリへ…標的はドゴール。計画実行日“ジャッカルの日”は刻々と迫る。
41504124994150412502パーフェクト・ハンター (上)
パーフェクト・ハンター (下)
トム・ウッド
早川書房 2012-01-25
自己評価:普通

プロの暗殺者ヴィクターは、依頼どおりに標的の男を射殺し、男が持っていたフラッシュメモリーを奪った。だがその時から彼は殺し屋に襲われ始める。彼は知らなかったが、フラッシュメモリーにはロシアの軍事機密が記録されており、CIAがそれを受け取るはずだった。ヴィクターは殺し屋を次々と倒し、自分の命を狙う者が誰なのか突き止めようとする。やがて彼は暗殺の仕事を仲介する人物に会い、意外な事実を知る。
40627696034062769271封印された系譜(上)
封印された系譜(下)
ロバート・ゴダード
講談社 2011-04-15
自己評価:普通

少年時代の親友にして、元妻の再婚相手。しかも病で死にかけているという親友の頼みで、古いアタッシェケースをロンドンからブリュッセルに届けることになったリチャード。デンマークの巨大企業一族がひた隠しにする出自の秘密とロシア皇女の生き残り伝説がからみあい、大きな陰謀に巻き込まれていく。
4163299904夜の真義を
マイケル・コックス
文藝春秋 2011-03-08
自己評価:秀作

ロンドンの街の底を歩み、裏仕事を請け負う男エドワード・グラプソン。英才と謳われた男が、なぜ暗闇の街路で刃を握り締めるに至ったのか。その数奇なる半生が、いま語られはじめる。第25代タンザー男爵。エドワードの実の父親はこの男爵かもしれないと、己の素性を隠し、証拠を探しはじめた。だがやがて、男爵の寵愛を受ける若き詩人フィーバス・ドーントが姿をあらわす。ドーントこそが、かつてエドワードをイートン校放校に陥れた仇敵であった。 イギリス出版史上最高額で競り落とされた華麗なる大作。

  • 第十位『このミステリーがすごい!』(2012)
4488240062兄の殺人者
D・M・ディヴァイン
東京創元社 2010-05-22
自己評価:普通

霧の夜、弁護士事務所の共同経営者である兄オリバーから急にオフィスに呼び戻されたサイモンは、そこで兄の射殺死体を発見する。仕事でも私生活でもトラブルを抱えていたオリバーを殺したのは一体何者か? 警察の捜査に納得できず独自の調査を始めたサイモンは、兄の思わぬ秘密に直面する。英国探偵小説と人間ドラマを融合し、クリスティを感嘆させた伝説的デビュー作、復活。
4150727015時の娘
ジョセフィン・テイ
早川書房 1977-06-30
自己評価:普通

英国史上最も悪名高い王、リチャード三世――彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか? 退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。安楽椅子探偵ならぬベッド探偵登場。探偵小説史上に燦然と輝く歴史ミステリ不朽の名作。
4846009114警官の証言
ルーパート・ペニー
論創社 2009-12
自己評価:普通

競売会で競り落とした一冊の古書から、ある屋敷に財宝が隠されていることが明らかになった。アデア少佐はメンバーを集めて宝探しを始める。ほどなく財宝の一部と見られる宝石が見つかったが、その直後に少佐は密室で殺害される。第一部はワトスン役のアントニー・パードンの一人称で、第二部はビール主任警部の一人称で描かれており、それが密室トリックに関係している緻密に計算された英国本格ミステリ。

  • 第四位『本格ミステリ・ベスト10』(2011)
4102174419ロンドン・ブールヴァード
ケン・ブルーエン
新潮社 2009-10-28
自己評価:普通

3年の刑期を終えて、ミッチェルは出所した。かつてのギャング仲間から荒っぽい仕事を世話される一方、彼はふとしたことから往年の大女優リリアンの屋敷の雑用係に収まる。リリアンに屈折した愛情を注ぐ執事ジョーダンは、彼女がミッチェルを“独占”できるよう何かと骨を折るのだが、おかげでミッチェルは危険な隘路へ。華やかな受賞歴を誇る「ノワールの詩人」、会心の一作。
427010323X石が流す血
フランセス・ファイフィールド
ランダムハウス講談社 2009-10-10
自己評価:残念

ロンドンの高級ホテル6階のバルコニー。女は両手を広げて鳥のように空を飛んだ。彼女の名はマリアン・シアラー。情け容赦ない法廷戦術で知られる弁護士で、死ぬ直前にも証言台に立った被害者を責め立てて自殺に追い込み、女性の敵ともいうべき犯罪者の無罪を勝ち取ったばかりだった。キャリアの絶頂にあった彼女がなぜ自殺を? その死の背後に隠された暗い秘密が、やがて徐々に明るみに…。英国推理作家協会最優秀長篇賞受賞作。
4488240054災厄の紳士
D・M・ディヴァイン
東京創元社 2009-09-30
自己評価
  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2010)
  • 第八位『週刊文春ミステリーベスト10』(2009)

根っからの怠け者で、現在ではジゴロ稼業で糊口を凌いでいるネヴィル・リチャードソンは、一攫千金の儲け話に乗り、婚約者に捨てられた美人令嬢のアルマに近づく。気の強いアルマにネヴィルは手を焼くが、計画を仕切る“共犯者”の指示により、着実にアルマを籠絡していく。しかしその先には思わぬ災厄が待ち受けていた…。名手が策を巡らす、精巧かつ大胆な本格ミステリの快作。
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