CATEGORY : 海外ミステリ

監禁面接
ピエール・ルメートル
文藝春秋 2018-08-30
自己評価:

失業4年目、57歳のアランは一流企業の最終試験に残るが、その内容は異様なものだった。就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよというのだ。他の就職希望者とともに、アランは重役室を襲撃する。だが、ここまでで物語はまだ3分の1。知的たくらみとブラックな世界観で贈るノンストップ再就職サスペンス。
真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)
ジョー・ネスボ
早川書房 2018-08-07
自己評価:

「隠れ場所にはうってつけだろう」――大金と銃を持ったその男がやってきたのは、少数民族サーミ人が住まうノルウェーの北部。男はウルフと名乗って素性を隠すも、教会の堂守のサーミ人母子としだいに心を通わせていくことになる。最果ての白夜のなかで狩猟者としての日々を過ごす男。自分もまた狩りたてられた獲物であることに、いつか訪れるだろう終わりにおびえながら。
燃える部屋(上) (講談社文庫)
燃える部屋(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー
講談社 2018-06-14
自己評価:

定年延長制度最後の年を迎えたボッシュはメキシコ系新米女性刑事ソトとコンビを組むことに。ふたりが担当するのは、10年前演奏中に銃撃され、銃弾による後遺症で亡くなったオルランド・メルセドの事件。体内から取り出した銃弾を手掛かりに捜査が始まった。一方相棒ソトが7歳で経験した未解決の火災についても捜査を進めると、2つの事件が関連し、衝撃の展開となる。
死体は嘘をつかない (全米トップ検死医が語る死と真実)
ヴィンセント・ディ・マイオ/ ロン・フランセル
東京創元社 2018-01-31
自己評価:

白人男性による黒人少年射殺は殺人か、正当防衛か? 男児3人は悪魔崇拝者に殺されたのか? オバマ前大統領が声明を出すほどに全米を揺るがした大事件や、悪魔崇拝者の残酷な殺人と思われた事件。その真実を、全米トップ検死医が法医学的に鮮やかに解き明かす。
花殺し月の殺人――インディアン連続怪死事件とFBIの誕生
デイヴィッド・グラン
早川書房 2018-05-17
自己評価:

1920年代、アメリカ南部オクラホマ州。先住民オセージ族が「花殺しの月の頃」と呼ぶ5月のある夜に起きた2件の殺人。それは、オセージ族とその関係者20数人が、相次いで不審死を遂げる連続殺人事件の幕開けだった。私立探偵や地元当局が解決に手をこまねくなか、のちのFBI長官フーヴァーは、特別捜査官トム・ホワイトに捜査させるが、解明は困難を極める。石油利権と人種差別が複雑に絡みあう大がかりな陰謀の真相は? 主要メディアで絶賛された犯罪ノンフィクション。
弁護士アイゼンベルク
アンドレアス・フェーア
東京創元社 2018-04-28
自己評価:

女性刑事弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から、殺害容疑で逮捕された友人男性の弁護を依頼される。驚いたことに彼は元恋人だった。物理学教授がなぜホームレスになり殺人の被疑者に? 二転三転する事態と熾烈な裁判の果てに明らかになる、あまりに意外な真実。一気読み必至、ドイツ推理作家協会賞受賞作家が贈る傑作エンターテインメント。

刑事マルティン・ベック 消えた消防車
マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー
KADOKAWA 2018-04-25
自己評価:

ラーソン警部の目の前で、監視中のアパートが爆発した。猛火に襲われた人々を救うべく奮闘するも虚しく、建物は焼け落ちた。焼死者の中にはある事件の容疑者が。出動したはずの消防車はなぜこなかったのか? スウェーデン発、警察小説の金字塔シリーズ・第五弾。
ピラミッド
ヘニング・マンケル
東京創元社 2018-04-21
自己評価:

北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ名物刑事、クルト・ヴァランダー。そんな彼が初めて登場したのは『殺人者の顔』だが、本書はヴァランダーがまだ20代でマルメ署にいた頃の「ナイフの一突き」「裂け目」から、イースタ署に移ったばかりの頃に遭遇した事件「海辺の男」「写真家の死」を経て、『殺人者の顔』直前のエピソード「ピラミッド」に至る5つの短編を収録。若き日のヴァランダーの成長を描いた贅沢な短編集。
乗客ナンバー23の消失
セバスチャン・フィツェック
文藝春秋 2018-03-28
自己評価:

乗客の失踪が相次ぐ大西洋横断客船“海のスルタン”号。消えた妻子の行方を追うべく乗船した敏腕捜査官の前に現れる謎、謎、謎。錯綜する謎を解かないかぎり、ニューヨーク到着まで逃げ場はない。無数の謎をちりばめて、ドイツ屈指のベストセラー作家が驀進させる閉鎖空間サスペンス。
償いは、今
アラフェア・バーク
早川書房 2018-04-18
自己評価:

ニューヨークで3人が射殺される事件が発生。弁護士のオリヴィアは、容疑者が元婚約者であることを知って愕然とする。彼はあまりに不利な立場だった。現場にいたばかりか、被害者のひとりは、3年前に彼の妻が射殺された事件と深い関係があったのだ。果たして偶然か、復讐か? 予測不能の展開で突き進む衝撃作。

そしてミランダを殺す
ピーター・スワンソン
東京創元社 2018-02-21
自己評価:

空港のバーでテッドは見知らぬ美女リリーに出会う。酔った彼は、妻ミランダの浮気を知ったことを話し「妻を殺したい」と言ってしまう。リリーはミランダは殺されて当然だと断言し、協力を申し出る。だが決行の日が近づいたとき予想外の事件が起こる。男女4人のモノローグで、殺す者と殺される者、追う者と追われる者の策略と攻防を描く傑作ミステリ。
ダ・フォース 上
ダ・フォース 下
ドン・ウィンズロウ
ハーパーコリンズ・ ジャパン 2018-03-26
自己評価:

マンハッタン・ノース特捜部、“ダ・フォース”を率いるデニー・マローンは刑事の王だ。だが、麻薬組織の手入れの際に行ったある行動をきっかけに、彼の人生は転落の道をたどり始める。仲間内に衝撃と疑心暗鬼が広がる一方、複雑に絡み合う悪に追いつめられていく刑事マローン。哀哭の街で男たちを待ち受ける結末とは? 圧倒的熱量を放つ渾身の警察小説。
オリジン 上
オリジン 下
ダン・ブラウン
KADOKAWA 2018-02-28
自己評価:

宗教象徴学者ラングドンは、スペインを訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす映像を発表するというのだ。カーシュが登場した次の瞬間、彼は額を撃ち抜かれて絶命した。暗殺は宗教界によるものか? スペイン王宮の差し金か? 誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館館長・アンブラは、人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る。
特捜部Q―自撮りする女たち― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
ユッシ エーズラ・オールスン
早川書房 2018-01-10
自己評価:

特捜部Qに閉鎖の危機が訪れる。検挙率の上がらないQには周囲から厳しい目が注がれていた。そんな中、王立公園で老女が殺害される事件が発生。さらには若い女性ばかりを襲うひき逃げ事件が――。次々と起こる事件に関連は? 一方、ローセは苦悩の淵に…… 。
ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上
ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 下
ダヴィド・ラーゲルクランツ
早川書房 2017-12-19
自己評価:

2カ月の懲役刑を受けたリスベットは最高の警備を誇る女子刑務所に収容されるが、そこではギャングの一員である囚人ベニートが、美貌の女囚ファリアに暴行を加えていた。見過ごすことのできない彼女は、囚人はおろか看守までも支配するベニートとの対決を決意する。さらにリスベットは、元後見人のパルムグレンとの面会で、“レジストリー"なる機関の存在に気づき、自らの子供時代に大きな秘密が潜んでいることを知った。ミカエルはリスベットから突然、レオ・マンヘイメルという人物の調査を依頼される。この男は何者なのか? そして、刑務所の外では、思いもよらぬ痛ましい殺人事件が起きた。
キリング・ゲーム (文春文庫)
ジャック・カーリイ
文藝春秋 2017-10-06
自己評価:

連続殺人の被害者の共通点は何か。過去の経験から「動機なき無差別殺人」などないと信じるカーソンだったが、突破口は一向に見えない。一方、殺人犯は微細な証拠も残さぬように細心の注意を払って殺人を遂行していた。ルーマニアで心理実験の実験台になった犯人の心の闇に大胆な罠を仕込んだシリーズ屈指の驚愕作。
  • 第六位『本格ミステリ・ベスト10』(2018)
罪責の神々 リンカーン弁護士(上) (講談社文庫)
罪責の神々 リンカーン弁護士(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー
講談社 2017-10-13
自己評価:

売春婦殺害容疑で逮捕されたポン引き、ラコースから弁護依頼を受けるが、被害者は何度も窮地を救ったことのある、かつての依頼人グロリアだった。彼女が名前を変え、ロスに戻り、娼婦に復帰し、殺されていたとは驚きだった。事件を独自に調査したハラーは勝利を確信し、ラコースの弁護を引き受けることにした。
永遠に残るは(上): クリフトン年代記 第7部
永遠に残るは(下): クリフトン年代記 第7部
ジェフリー・アーチャー
新潮社 2017-10-28
自己評価:

ハリーはバッキンガム宮殿で爵位を授けられた。新首相マーガレット・サッチャーから閣僚に任命されたエマ。選挙では敗れたものの、遂に家庭の幸福を得たジャイルズ。彼らの人生は、それぞれに頂点を迎えようとしていたとき、クリフトン家を悪夢のような病魔が襲う。悲嘆そして絶望と闘う一家に、やがて信じ難い結末が……稀代の物語作家が満を持して描き上げた衝撃と余韻消え去らぬ終幕。
スティール・キス
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2017-10-30
自己評価:

殺人犯を追跡中の刑事アメリアの目前で、エスカレーターが通行人を巻き込んだ。救助活動もむなしく男は死亡、殺人犯も逃走してしまった。ある事件をキッカケにライムが警察の顧問を退いた今、アメリアは単身、捜査を続けるほかなかった。一方ライムは、エスカレーター事故の遺族から民事訴訟のために調査を依頼される。ライムの弟子として働き始めたジュリエットを交え、調査が開始される。なぜエスカレーターは不具合を起こしたのか?

13・67
陳 浩基
文藝春秋 2017-09-30
自己評価:

2013年から1967年へ香港警察の名刑事の人生を遡り、権力者と民衆の相克、香港という存在が孕む矛盾を描く華文ミステリー。
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
  • 第一位『本格ミステリ・ベスト10』(2018)
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2018)
ファインダーズ・キーパーズ 上
ファインダーズ・キーパーズ 下
スティーヴン・キング
文藝春秋 2017-09-29
自己評価:

少年ピートが見つけたトランクには、大金と隠棲する作家の幻の原稿が入っていた。家族のためにピートはお金を役立てようと決めたが、それは出所したばかりの強盗の盗んだものだった。やがて、退職刑事ホッジズのもとに「兄ピートの様子がおかしい」という少女の相談が持ち込まれる。家族を思う少年と、未発表原稿に執着する犯罪者、2人の軌跡が交差する時が迫る…。
湖の男
アーナルデュル・インドリダソン
東京創元社 2017-09-21
自己評価:

干上がった湖の底で発見された白骨。頭蓋骨には穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。エーレンデュルらは、丹念な調査の末、ひとつの失踪事件に行き当たった。農機具のセールスマンが、婚約者を残し消息を絶ったのだ。男は偽名を使っていた。男は何者で、何故消されたのか? 過去に遡るエーレンデュルの捜査が浮かびあがらせたのは、時代に翻弄された哀しい人々の真実だった。北欧ミステリの巨人渾身の大作。
  • 第六位『ミステリが読みたい!』(2018)
  • 第七位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
湖畔荘〈上〉
湖畔荘〈下〉
ケイト・モートン
東京創元社 2017-08-31
自己評価:

ロンドン警視庁の女性刑事が問題を起こして謹慎処分となった。ロンドンを離れ祖父の家で過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷・湖畔荘を偶然発見し、70年前にそこで赤ん坊が消える事件があったことを知る。興味を抱いた刑事は謎に満ちたこの事件を調べ、赤ん坊の姉であるミステリ作家・アリスに連絡をとる。最後の最後で読者を驚かすのは、偶然か、必然か?
  • 第二位『ミステリが読みたい!』(2018)
  • 第三位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
  • 第四位『このミステリーがすごい!』(2018)
  • 第五位『本格ミステリ・ベスト10』(2018)

怒り 上 (小学館文庫)
怒り 下 (小学館文庫)
ジグムント・ミウォシェフスキ
小学館 2017-07-06
自己評価:

ポーランド北部の工事現場で、白骨死体が見つかった。検察官テオドル・シャツキは、現場が病院に続く防空壕だったことから、戦時中のドイツ人の遺体と考えていた。ところが検死の結果、遺体の男は十日前には生きていたことが判明、この短期間で白骨化することはあり得ない。さらに調査を続けると、複数の人間の骨が入り交じっていた。やがて、この男は生きたまま大量の配水管洗浄剤で溶かされて死んだことがわかるが…。
晩夏の墜落 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
晩夏の墜落 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ノア・ホーリー
早川書房 2017-07-06
自己評価:

プライベートジェット機が墜落した。乗り合わせていた画家のスコットは救助した男の子とともに泳いで生還を果たす。墜落原因の特定が難航する一方で、乗客の中にメディア王や富豪が含まれていたことから、全米を過激な陰謀論が飛び交うことに。はたして偶然の事故なのか? 加熱する報道の矛先はスコットへと向けられる。
  • 第六位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
宿命の地(上) 1919年三部作 3 (講談社文庫)
宿命の地(下) 1919年三部作 3 (講談社文庫)
ロバート・ゴダード
講談社 2017-05-16
自己評価:

1919年春、第一次大戦後のパリではじまった愛と憎しみの国際諜報戦は、スコットランド、ロンドン、マルセイユを経て、夏の日本へ。英・米・独・露のスパイに運命を翻弄されたマックスは、東京で亡父の真意を知り、謎に包まれた京都の古城に潜入、囚われ人を救出しようと試みる。三部作、感動の完結篇。
ブラックボックス(上)
ブラックボックス(下)
マイクル・コナリー
講談社 2017-05-16
自己評価:

ロス暴動大混乱の最中に発生した20年前のジャーナリスト殺人はボッシュにとって最初の未解決事件でもあった。薬莢を最新鑑識技術で調べると、凶器の銃が他の殺人にも使用されていたことが判明。捜査の末に発見した銃から削り取られたシリアルナンバーを復元すると、湾岸戦争当時の軍との関わりが明らかとなる。事件は急転、不穏な展開を見せ始めた。
刺青の殺人者 (創元推理文庫)
アンドレアス・グルーバー
東京創元社 2017-04-12
自己評価:

全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体が、ライプツィヒの貯水池で見つかった。娘の遺体を確認した母ミカエラは、犯人を捜し出し、姉と共に家出したままの妹娘を探し出そうとする。事件を担当する上級警部ヴァルターは、暴走するミカエラに手を焼きつつ調べを進める。一方ウィーンの弁護士エヴァリーンは、女性殺害の嫌疑をかけられた医師の弁護依頼を受けていた。
灰色の密命(上) 1919年三部作 2
灰色の密命(下) 1919年三部作 2
ロバート・ゴダード
講談社 2017-03-15
自己評価:

ドイツのスパイ網指揮者レンマーを陥れるべく二重スパイとなったマックスは、ドイツ軍艦から極秘ファイルの回収を命じられる。レンマー打倒の材料となる極秘ファイルの解読を試みるマックスらに立ちはだかる意外な刺客。レンマーのスパイ網は身内にも張り巡らされていた。一方、日本代表団の新たな代表となった戸村伯爵とその息子が、マックスらの行く手を阻む。ゴダードが紡ぐ壮大なスケールの国際諜報戦、いよいよ佳境へ。

バルコニーの男 刑事マルティン・ベック
マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー
KADOKAWA 2017-03-25
自己評価:

ストックホルム中央の公園で女児の死体が見つかった。彼女は前年、不審な男に話しかけられ、警察に証言を残していた。そのわずか二日後に別の公園で新たに少女が殺害され、ストックホルム市民は恐怖に打ち震えた。連続少女暴行殺人事件に、刑事マルティン・ベックは仲間と事件に取り組むが、手がかりは三歳の男の子のたどたどしい証言と、強盗犯の記憶のみ。捜査は行き詰まる。
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