CATEGORY : 海外ミステリ

わが母なるロージー (文春文庫)
ピエール・ルメートル
文藝春秋 2019-9-3
自己評価:

パリで爆破事件が発生した。直後、警察に出頭した青年は、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金を要求する。カミーユ・ヴェルーヴェン警部は、青年の真の狙いは他にあるとにらむが…。『その女アレックス』のカミーユ警部が一度だけの帰還を果たす。残酷にして意外、壮絶にして美しき終幕まで一気読み必至。

ケイトが恐れるすべて (創元推理文庫)
ピーター・スワンソン
創元推理文庫 2019-7-30
自己評価:

ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。だが到着の翌日に、隣室の女性の死体が発見される。女性の友人と名乗る男や住人の話では、彼女とコービンは恋人同士だが、まわりに秘密にしていたという。そしてコービンはケイトに女性との関係を否定する。嘘をついているのは誰なのか? 第二部で真相が明かされた瞬間に第一部を思い返し、驚きで戦慄する――。
厳寒の町
アーナルデュル・インドリダソン
東京創元者 2019-8-22
自己評価:

男の子の年齢は10歳前後。地面にうつ伏せになり、体の下の血だまりは凍りはじめていた。アイスランド人の父とタイ人の母の間に生まれた男の子は、両親の離婚後母親と兄と一緒にレイキャヴィクのこの界隈に越してきた。人種差別からくる殺人が疑われ、エーレンデュルらは捜査を始める。現代社会の問題にメスを入れた、シリーズ第5弾。
ザ・ボーダー 上
ザ・ボーダー 下
ドン・ウィンズロウ
ハーパーコリンズ・ジャパン 2019-7-17
自己評価:

グアテマラの殺戮から1年。メキシコの麻薬王アダン・バレーラの死は、 新たな混沌と破壊を解き放っただけだった。 終わりなき血と暴力の連鎖に、DEA局長に就任したケラーは金の流れを断つべく、囮捜査官を潜入させる。 やがて見えてきたのは、アメリカ政財界とメキシコの巨額ドラッグ マネーが絡む腐敗の構造だった。あらゆる境界/限界(ボーダー)を超えた麻薬との戦い。40年に及ぶ血と暴力の連鎖が行き着く先は!?
訣別(上)
訣別(下)
マイクル・コナリー
講談社文庫 2019-7-12
自己評価:

ボッシュはサンフェルナンド市の市警察に誘われ、無給の嘱託刑事として勤務していた。ある日、大企業のオーナーである富豪に名指しで指名され、学生時代に妊娠させた恋人を探してほしいと頼まれる。老い先短い老人は未婚で子孫はおらず、もし血縁者がいれば、会社の将来を左右する事態になる──あたかもフィリップ・マーロウのように、探偵として街を駆け抜けるボッシュシリーズ新境地!
刑罰
フェルディナント・フォン・シーラッハ
東京創元者 2019-6-12
自己評価:

ダイバースーツを着て浴室で死んでいた男。裁判で証人の抱える孤独に同情してしまった参審員。人身売買で起訴された犯罪組織のボスを弁護する新人弁護士。高級ホテルの部屋で麻薬常習者になったエリート男性。――実際の事件に材を得て、法律で裁けない罪をめぐる犯罪者や弁護士たちの素顔を、切なくも鮮やかに描きだす珠玉の短篇集。
国語教師
ユーディト・W ・タシュラー
集英社 2019-5-24
自己評価:

16年ぶりに偶然再会した元恋人同士の男女。ふたりはかつてのように物語を創作して披露し合う。作家のクサヴァーは自らの祖父をモデルにした一代記を語った。国語教師のマティルダは若い男を軟禁する女の話を語った。しかしこの戯れこそが、あの暗い過去の事件へふたりを誘ってゆく。物語に魅了された彼らの人生を問う、ドイツ推理作家協会賞受賞作。
ねじれた家 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
早川書房 2004-6-14
自己評価:

ねじれた家に住む心のねじれた老人が毒殺された。根性の曲がった家族と巨額の財産を遺して。状況は内部の者の犯行を示唆し、若い後妻、金に窮していた長男などが互いに疑心暗鬼の目を向け合う。そんな中、恐るべき第二の事件が…。マザー・グースを巧みに組み入れ、独特の不気味さを醸し出す女史十八番の童謡殺人。
座席ナンバー7Aの恐怖
セバスチャン・フィツェック
文藝春秋 2019-3-8
自己評価:

旅客機に乗り込んだ飛行機恐怖症の精神科医クリューガー。彼を見舞ったのは想像を絶する悪夢だった。誘拐された娘を救いたければ、この飛行機を墜落させろ。それが犯人の要求だった。恐怖と苦悩にさいなまれるクリューガー。乗客乗員と娘の命を守るには、着陸までに無数の謎を解明しなくてはならない。ドイツでベストセラーを記録したタイムリミット航空サスペンス。
カッコーの歌
フランシス・ハーディング
東京創元社 2019-1-21
自己評価:

「あと七日」笑い声と共に言葉が聞こえる。 わたしは……わたしはトリス。池に落ちて記憶を失ったらしい。母、父、そして妹ペン。ペンはわたしをきらっている、わたしが偽者だと言う。破りとられた日記帳のページ、異常な食欲、恐ろしい記憶。そして耳もとでささやく声。「あと六日」。わたしに何が起きているの? 大評判となった『嘘の木』の著者が放つ、ファンタジーの傑作。
心霊電流 上
心霊電流 下
スティーヴン・キング
文藝春秋 2019-1-30
自己評価:

6歳の僕の前にあらわれたジェイコブス師は、神を呪う説教を執り行ったのち、町から出て行った。しかしその後も僕は、あの牧師と何度も再会することになる。彼は会うたびごとに名前を変え、「聖なる電気」なるものを操る教祖にのぼりつめる。キングが怪奇小説の巨匠たちに捧げた慟哭と狂気と恐怖の物語。
贖罪の街(上) (講談社文庫)
贖罪の街(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー
講談社 2018-12-14
自己評価:

自宅で強姦の上、撲殺された市政担当官補レキシー・パークス。被害者の体に残されたDNAが合致したため逮捕されたのは、ハラーの古くからの顧客であり、元はギャングの一員だったが、更生して画家として生計を立てているダカン・フォスター。 ハラーは、フォスターの無実を確信しており、ボッシュに事件調査の協力を求める。
炎の色 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
炎の色 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ピエール・ルメートル
早川書房  2018-11-20
自己評価:

1927年2月、パリ。一大帝国を築いた実業家の葬儀が進む中、故人の孫が落ちる。長女マドレーヌは亡父の地位と財産を相続したものの、息子の看護に追われる日々を送る。そのあいだに、彼女を陥れる陰謀が着々と進んでいた。ヨーロッパでファシズムが台頭しつつある1930年代、新たな戦争の影がしのびよるパリでくりひろげられる、息もつかせぬ復讐譚。




カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)
カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)
アンソニー・ホロヴィッツ
東京創元者 2018-9-28
自己評価:

1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。その死は、小さな村の人間関係に少しずつひびを入れていく。名探偵アティカス・ピュントの推理は―。『カササギ殺人事件』の原稿を読んで激怒した編集者のわたしを待っていたのは、予想だにしない事態だった――。夢中になって読むこと間違いなし、これがミステリの面白さの原点。
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2019)
  • 第一位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
  • 第一位『本格ミ ステリ・ベスト10』(2019)
  • 第一位『このミステリーがすごい!』(2019)
ブラック・スクリーム
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2018-10-19
自己評価:

ニューヨークで起こった誘拐事件の犯人、自称“作曲家”が国外に逃亡。名探偵ライムと刑事アメリア、介護士のトムの3人はあとを追ってナポリに渡り、現地の警察と共同で捜査を開始する。ニューヨークの白人とナポリの難民。被害者をつなぐものは何か? 〈漆黒の絶叫〉に駆りたてられる〈コンポーザー〉の目的は? アメリカ総領事館から持ち込まれた留学生の暴行事件も調査することになったライムは、想像を絶する真相を探り当てることに……。
  • 第十位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
数字を一つ思い浮かべろ (文春文庫)
ジョン・ヴァードン
文春文庫 2018-9-4
自己評価:

数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。658という数字を思い浮かべた男が同封されていた封筒を開くと、そこにあった数字は「658」──数々の難事件を解決してきた退職刑事に持ち込まれた怪事は、手品めいた謎と奇怪な暗示に彩られた連続殺人に発展する。眩惑的な奇術趣味と謎解きの興趣あふれる華麗なミステリ。
  • 第四位『本格ミステリ・ベスト10』(2019)
  • 第七位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
  • 第九位『このミステリーがすごい!』(2019)
任務の終わり 上
任務の終わり 下
スティーヴン・キング
文藝春秋 2018-9-21
自己評価:

6年前に暴走車を駆って大量殺人を犯したブレイディは、脳神経科クリニックに入院していた。だが、その周囲で怪事が発生する。唯一の手がかりは携帯ゲーム機〈ザピット〉。すでに製造中止となったマシンが事件の現場で見つかっていた。メルセデス・キラーが何かを画策している。だが病室を出ることもできない彼に、いったい何ができるというのか。 主治医や病院職員らの奇怪な行動の目的は。キングにしか書けない最強のミステリー、完結。
監禁面接
ピエール・ルメートル
文藝春秋 2018-08-30
自己評価:

失業4年目、57歳のアランは一流企業の最終試験に残るが、その内容は異様なものだった。就職先企業の重役会議を襲撃し、重役たちを監禁、尋問せよというのだ。他の就職希望者とともに、アランは重役室を襲撃する。だが、ここまでで物語はまだ3分の1。知的たくらみとブラックな世界観で贈るノンストップ再就職サスペンス。
  • 第五位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2019)
真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)
ジョー・ネスボ
早川書房 2018-08-07
自己評価:

「隠れ場所にはうってつけだろう」――大金と銃を持ったその男がやってきたのは、少数民族サーミ人が住まうノルウェーの北部。男はウルフと名乗って素性を隠すも、教会の堂守のサーミ人母子としだいに心を通わせていくことになる。最果ての白夜のなかで狩猟者としての日々を過ごす男。自分もまた狩りたてられた獲物であることに、いつか訪れるだろう終わりにおびえながら。
燃える部屋(上) (講談社文庫)
燃える部屋(下) (講談社文庫)
マイクル・コナリー
講談社 2018-06-14
自己評価:

定年延長制度最後の年を迎えたボッシュはメキシコ系新米女性刑事ソトとコンビを組むことに。ふたりが担当するのは、10年前演奏中に銃撃され、銃弾による後遺症で亡くなったオルランド・メルセドの事件。体内から取り出した銃弾を手掛かりに捜査が始まった。一方相棒ソトが7歳で経験した未解決の火災についても捜査を進めると、2つの事件が関連し、衝撃の展開となる。
死体は嘘をつかない (全米トップ検死医が語る死と真実)
ヴィンセント・ディ・マイオ/ ロン・フランセル
東京創元社 2018-01-31
自己評価:

白人男性による黒人少年射殺は殺人か、正当防衛か? 男児3人は悪魔崇拝者に殺されたのか? オバマ前大統領が声明を出すほどに全米を揺るがした大事件や、悪魔崇拝者の残酷な殺人と思われた事件。その真実を、全米トップ検死医が法医学的に鮮やかに解き明かす。
花殺し月の殺人――インディアン連続怪死事件とFBIの誕生
デイヴィッド・グラン
早川書房 2018-05-17
自己評価:

1920年代、アメリカ南部オクラホマ州。先住民オセージ族が「花殺しの月の頃」と呼ぶ5月のある夜に起きた2件の殺人。それは、オセージ族とその関係者20数人が、相次いで不審死を遂げる連続殺人事件の幕開けだった。私立探偵や地元当局が解決に手をこまねくなか、のちのFBI長官フーヴァーは、特別捜査官トム・ホワイトに捜査させるが、解明は困難を極める。石油利権と人種差別が複雑に絡みあう大がかりな陰謀の真相は? 主要メディアで絶賛された犯罪ノンフィクション。
弁護士アイゼンベルク
アンドレアス・フェーア
東京創元社 2018-04-28
自己評価:

女性刑事弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から、殺害容疑で逮捕された友人男性の弁護を依頼される。驚いたことに彼は元恋人だった。物理学教授がなぜホームレスになり殺人の被疑者に? 二転三転する事態と熾烈な裁判の果てに明らかになる、あまりに意外な真実。一気読み必至、ドイツ推理作家協会賞受賞作家が贈る傑作エンターテインメント。

刑事マルティン・ベック 消えた消防車
マイ・シューヴァル ペール・ヴァールー
KADOKAWA 2018-04-25
自己評価:

ラーソン警部の目の前で、監視中のアパートが爆発した。猛火に襲われた人々を救うべく奮闘するも虚しく、建物は焼け落ちた。焼死者の中にはある事件の容疑者が。出動したはずの消防車はなぜこなかったのか? スウェーデン発、警察小説の金字塔シリーズ・第五弾。
ピラミッド
ヘニング・マンケル
東京創元社 2018-04-21
自己評価:

北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ名物刑事、クルト・ヴァランダー。そんな彼が初めて登場したのは『殺人者の顔』だが、本書はヴァランダーがまだ20代でマルメ署にいた頃の「ナイフの一突き」「裂け目」から、イースタ署に移ったばかりの頃に遭遇した事件「海辺の男」「写真家の死」を経て、『殺人者の顔』直前のエピソード「ピラミッド」に至る5つの短編を収録。若き日のヴァランダーの成長を描いた贅沢な短編集。
乗客ナンバー23の消失
セバスチャン・フィツェック
文藝春秋 2018-03-28
自己評価:

乗客の失踪が相次ぐ大西洋横断客船“海のスルタン”号。消えた妻子の行方を追うべく乗船した敏腕捜査官の前に現れる謎、謎、謎。錯綜する謎を解かないかぎり、ニューヨーク到着まで逃げ場はない。無数の謎をちりばめて、ドイツ屈指のベストセラー作家が驀進させる閉鎖空間サスペンス。
  • 第三位『このミステリーがすごい!』(2019)
  • 第三位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
  • 第七位『このミステリーがすごい!』(2019)
償いは、今
アラフェア・バーク
早川書房 2018-04-18
自己評価:

ニューヨークで3人が射殺される事件が発生。弁護士のオリヴィアは、容疑者が元婚約者であることを知って愕然とする。彼はあまりに不利な立場だった。現場にいたばかりか、被害者のひとりは、3年前に彼の妻が射殺された事件と深い関係があったのだ。果たして偶然か、復讐か? 予測不能の展開で突き進む衝撃作。

そしてミランダを殺す
ピーター・スワンソン
東京創元社 2018-02-21
自己評価:

空港のバーでテッドは見知らぬ美女リリーに出会う。酔った彼は、妻ミランダの浮気を知ったことを話し「妻を殺したい」と言ってしまう。リリーはミランダは殺されて当然だと断言し、協力を申し出る。だが決行の日が近づいたとき予想外の事件が起こる。男女4人のモノローグで、殺す者と殺される者、追う者と追われる者の策略と攻防を描く傑作ミステリ。
  • 第二位『このミステリーがすごい!』(2019)
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2018)
ダ・フォース 上
ダ・フォース 下
ドン・ウィンズロウ
ハーパーコリンズ・ ジャパン 2018-03-26
自己評価:

マンハッタン・ノース特捜部、“ダ・フォース”を率いるデニー・マローンは刑事の王だ。だが、麻薬組織の手入れの際に行ったある行動をきっかけに、彼の人生は転落の道をたどり始める。仲間内に衝撃と疑心暗鬼が広がる一方、複雑に絡み合う悪に追いつめられていく刑事マローン。哀哭の街で男たちを待ち受ける結末とは? 圧倒的熱量を放つ渾身の警察小説。
  • 第五位『このミステリーがすごい!』(2019)
オリジン 上
オリジン 下
ダン・ブラウン
KADOKAWA 2018-02-28
自己評価:

宗教象徴学者ラングドンは、スペインを訪れていた。元教え子のカーシュが、“われわれはどこから来たのか”“われわれはどこへ行くのか”という人類最大の謎を解き明かす映像を発表するというのだ。カーシュが登場した次の瞬間、彼は額を撃ち抜かれて絶命した。暗殺は宗教界によるものか? スペイン王宮の差し金か? 誰も信用できない中で、ラングドンと美貌の美術館館長・アンブラは、人工知能ウィンストンの助けを借りて謎に迫る。
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