『完全恋愛』/牧 薩次
Posted at 2008/05/20
![]() | 完全恋愛 牧 薩次 マガジンハウス 2008-01-31 |
他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は、完全恋愛と呼ばれるべきか…。舞台は第二次大戦の末期、昭和20年。福島の温泉地で幕が開く。主人公は東京から疎開してきた中学二年の少年・本庄究。この村で第一の殺人が起こる。凶器が消えるという不可能犯罪。そして第二章は、昭和43年。福島の山村にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄・西表島にいる女性の胸に突き刺さる、という大トリックが現実となる。そして第三章。ここでは東京にいるはずの犯人が同時に福島にも出現する、という究極のアリバイ工作。平成19年、最後に名探偵が登場する。全ての謎を結ぶのは究が生涯愛し続けた「小仏朋音」という女性だった。
『山魔の如き嗤うもの』/三津田信三
Posted at 2008/05/13
![]() | 山魔の如き嗤うもの 三津田 信三 原書房 2008-04-21 |
忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。「しろじぞうさま、のーぼる」一人目の犠牲者が出た。「くろじぞうさま、さーぐる」二人目の犠牲者。村に残る「六地蔵様」の見立て殺人なのか、ならばどうして……。「あかじぞうさま、こーもる」そして……。六地蔵様にまつわる奇妙な童唄、消失と惨劇の忌み山。そこで刀城言耶が「見た」ものとは……。『首無の如き祟るもの』に続く渾身の書き下ろし長編。
『三幕の殺意』/中町 信
Posted at 2008/04/12
![]() | 三幕の殺意 中町 信 東京創元社 2008-01 |
昭和40年の厳しい雪の訪れを間近にひかえた12月初旬のこと。尾瀬沼の湖畔にある朝日小屋、その離れで、そこに住む日田原聖太が、その年初めての雪の降り積もる夜、何者かの手で殺された。朝日小屋にはその晩、被害者に恨みを持つ男女が何人か泊まっていた。誰もが犯行は可能と思われて、しかし犯人絞り込みの決め手はない。容疑者のひとりに数えられると同時に神奈川県警のベテラン刑事、津村武彦によるアリバイ崩しが始まる。
『狐火の家』/貴志祐介
Posted at 2008/04/08
![]() | 狐火の家 貴志 祐介 角川書店 2008-03 |
長野県の農村で殺人事件が発生。現場は完全な密室状態。「硝子のハンマー」でおなじみの弁護士・純子と防犯探偵・榎本が、密室の謎を暴く。ちょっぴりファニーなコンビが4つの密室に挑む傑作ミステリ。
『人形が死んだ夜』/土屋隆夫
Posted at 2008/03/16
![]() | 人形が死んだ夜 土屋 隆夫 光文社 2007-11-27 |
ある雨の午後、温泉地に旅行に来ていた小学生・俊が写生の最中に轢き逃げされて死亡した。唯一の目撃者である男性に不審を抱く俊の叔母・紗江。自ら目撃者に近づき、男の嘘を暴こうとするが…。クライマックスは長野・望月地方に伝わる「榊祭り」の会場。荘厳な祭礼の流れに重なるように、物語は佳境へと導かれていく。










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