『隣りのマフィア』/トニーノ・ブナキスタ 

Posted at 2006/05/24
4167705052隣りのマフィア
トニーノ・ブナキスタ
文芸春秋 2006-01

フランスの静かな田舎町に引っ越して来たアメリカ人家族。父親は実は、仲間を密告してFBIに保護されているマフィア。目立ってはいけないのに、生意気な配管工の腕を折ったり、客あしらいの悪いスーパーに放火したり。それでも善良かつ理屈っぽいフランス人たちはヘンなアメリカ人に興味津々だったが、ついにニューヨークから殺し屋が送り込まれて……。映画やテレビのマフィアもののパロディがふんだんに盛り込まれ、読み込むほどに味が出る快作。
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『ヒストリアン』/エリザベス・コストヴァ 

Posted at 2006/05/19
414005493X4140054948ヒストリアン・I
ヒストリアン・II
エリザベス・コストヴァ
日本放送出版協会 2006-02-22

少女はある夜遅く、父の書斎で一冊の古い「本」を見つけた。竜の挿絵がひとつある以外は何も印刷されていない奇妙な本、そして「不運なるわが後継者へ」という書きだしの宛名のない手紙の束だった。娘がそれを見つけてしまったことを知った父は、ヨーロッパ各地の史跡へ娘を連れ出した。旅先で父がぽつりぽつりと語りはじめたのは、彼の学生時代の物語だった。敬愛していた歴史学の恩師は、ある日「竜の本」にまつわるすべての資料を教え子に託し、突然失踪してしまったという。恩師の残した手掛かりは、15世紀に実在した東欧ワラキアの領主、「ドラキュラ」こと「ヴラド公」に関する資料だった。彼はどこへ消えたのか? 国境を越え、時間を超え、そして世代を超えて、闇に葬られた史実に挑むヒストリアン(歴史学者)たちの命がけの物語。
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『パズル・パレス』/ダン・ブラウン 

Posted at 2006/05/09
40479151734047915181パズル・パレス (上)
パズル・パレス (下)
ダン・ブラウン
角川書店 2006-04-04

全通信を傍受・解読できるNSAのスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。対テロ対策として開発されたが、一般市民の通信全てをも監視可能なこのコンピュータの存在は決して公にできない国家機密であった。だが、この状況に憤った元スタッフが、自ら開発した「デジタル・フォートレス」という解読不可能な暗号ソフトを楯に、「トランスレータ」の公表を迫ったのだ。このソフトが流布されれば、アメリカは完全に無防備になってしまう…。
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『びっくり館の殺人』/綾辻行人 

Posted at 2006/05/08
4062705796びっくり館の殺人
綾辻 行人
講談社 2006-03

とある古書店で、たまたま手に取った1冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出……。三知也が小学校六年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、『リリカの部屋』で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に!。あれから十年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが……!?
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『ヴードゥーの悪魔』/ジョン・ディクスン・カー 

Posted at 2006/05/06
4562039809ヴードゥーの悪魔
ジョン・ディクスン・カー
原書房 2006-02

19世紀半ばのアメリカ、ニューオーリンズ。そこで英国領事を務める男の元へ相談が持ち込まれた。「娘の様子がおかしい。“ヴードゥー・クイーン”に魅せられているようだ。なにかの事件に巻き込まれなければいいが」と。その最中、警告を発するように、外から人間の首を思わせる瓶が部屋へ投げ込まれた。走る馬車からの人間消失、衆人環視のなかの謎めく死、銃撃、そしてすべてを見透かすような「犯行予告」には“パパ・ラバ”と署名が…。カー最後の未訳長編。
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『悪女パズル』/パトリック・クェンティン 

Posted at 2006/05/01
4594050484悪女パズル
パトリック・クェンティン
扶桑社 2005-10

大富豪ロレーヌの邸宅に招待された、離婚の危機を抱える三組の夫婦。仲直りをうながすロレーヌの意図とは裏腹に、屋敷には険悪な雰囲気がたちこめる。翌日、三人の妻の一人が、謎の突然死を遂げたのを皮切りに、一人、また一人と女たちは命を落としていく…。素人探偵ダルース夫妻は、影なき殺人者の正体を暴くことができるのか? 『女郎ぐも』『二人の妻をもつ男』の著書の初期を代表する「パズル」シリーズ第四作、ついに本邦初訳。
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