『空白の起点』/笹沢左保
Posted at 2006/06/29
『一応の推定』/広川 純
Posted at 2006/06/28
![]() | 一応の推定 広川 純 文藝春秋 2006-06 |
JR膳所駅で轢死した老人。彼には心臓を患う幼い孫娘がいた。死の三ヶ月前に加入していた傷害保険の支払いを巡り、保険会社から調査を依頼されたベテラン調査員・村越の執念の調査が始まる。果たして老人の死は事故なのか、それとも自殺なのか? 定年間近の調査員による文字通り足を使った執念の調査行、終盤で二転三転する緻密なプロットはまさに“清張ばり”。選考委員の全会一致で選ばれた、第十三回松本清張賞受賞作品。
『乱鴉の島』/有栖川有栖
Posted at 2006/06/25
![]() | 乱鴉の島 有栖川 有栖 新潮社 2006-06-21 |
友人の作家・有栖川有栖と休養に出かけた火村は、手違いから目的地とは違う島に連れて来られてしまう。通称・烏島と呼ばれるそこは、その名の通り、数多の烏が乱舞する絶海の孤島だった。集まり来る人々。癖のある住人。奇怪な殺人事件。精緻なロジックの導き出す、エレガントかつアクロバティックな結末。これぞ本格!
『鍵孔のない扉』/鮎川哲也
Posted at 2006/06/23
![]() | 鍵孔のない扉―鬼貫警部事件簿 鮎川 哲也 光文社 2002-04 |
徹頭徹尾、謎に満ちた長編。声楽家で野性的な美貌をもつ久美子と、その夫で伴奏ピアニストをつとめるさえない男・重之。この音楽家夫妻に生じた愛情の亀裂を発端に殺人事件が発生した。被害者は久美子の浮気相手と思われる放送作家だった。事件は華やかな芸能界の裏面に展開。犯人確実と目された重之の容疑が晴れると、捜査は混迷の一途を辿る。やがて大胆にも、犯人は第二の殺人を予告してきた。――主任警部・鬼貫は、捜査線上に残った人物のアリバイを崩すため、単身列車に乗りこんだ。
『百番目の男』/ジャック・カーリイ
Posted at 2006/06/17
![]() | 百番目の男 ジャック・カーリイ 文藝春秋 2005-04 |
連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。誰にも触れられたくない暗い秘密だ。だが連続斬首殺人が発生、事件解決のため、カーソンは過去と向き合わねばならない…。死体に刻まれた奇怪な文字に犯人が隠す歪んだ意図とは何か。若き刑事の活躍をスピーディに描くサイコ・サスペンス。
『帝都衛星軌道』/島田荘司
Posted at 2006/06/07
![]() | 帝都衛星軌道 島田 荘司 講談社 2006-05-26 |
正直言って、自信作です。――ミステリ界の巨艦・島田荘司渾身の力作。息子が誘拐された。犯人は身代金の受け渡し場所に山手線車内を指定してくる。警察は容疑者を突き止められるのか? 表題作を含む2作を収めた緊迫感あふれる傑作ミステリ決定版。
『銃とチョコレート』/乙一
Posted at 2006/06/03
![]() | 銃とチョコレート 乙一 講談社 2006-05-31 |
少年リンツの住む国で富豪の家から金貨や宝石が盗まれる事件が多発。現場に残されているカードに書かれていた【GODIVA】の文字は泥棒の名前として国民に定着した。その怪盗ゴディバに挑戦する探偵ロイズは子どもたちのヒーローだ。ある日リンツは、父の形見の聖書の中から古びた手書きの地図を見つける。その後、新聞記者見習いマルコリーニから、「【GODIVA】カードの裏には風車小屋の絵がえがかれている。」という極秘情報を教えてもらったリンツは、自分が持っている地図が怪盗ゴディバ事件の鍵をにぎるものだと確信する。地図の裏にも風車小屋が描かれていたのだ。リンツは「怪盗の情報に懸賞金!」を出すという探偵ロイズに知らせるべく手紙を出したが……。
『あなたに不利な証拠として』/ローリー・リン ドラモンド
Posted at 2006/06/03
![]() | あなたに不利な証拠として ローリー・リン・ドラモンド 早川書房 2006-02 |
警官を志望する若きキャシーがマージョリーと出会ったとき、彼女の胸にはステーキナイフが深々と突き刺さっていた。何者かが彼女を刺しレイプしたのだ。怯え、傷ついた彼女を慰めるキャシー。だが捜査を担当したロビロ刑事は、事件を彼女の自作自演と断じる。マージョリーに友情めいた気持ちを抱いていたキャシーだったが、どうすることも出来なかった。それから六年後、キャシーとマージョリー、そしてロビロの運命が再び交わるまでは…。MWA賞最優秀短篇賞受賞の「傷痕」をはじめ、男性社会の警察機構で生きる女性たちを描く十篇を収録。
『聖なる暗号』/ビル・ネイピア
Posted at 2006/06/01
![]() | 聖なる暗号 ビル・ネイピア 早川書房 2006-03 |
古書と古地図の販売を営むハリーは、地元の名士から古い原稿の鑑定を依頼された。それは暗号で書かれた手記で、この手記を狙って怪しげな人物が次々と現われ、依頼主が謎の死を遂げた。ハリーは航海史を研究する女性とともに手記の解読を進め、その内容に驚愕する。手記は16世紀の少年の航海記録で、ヨーロッパを揺るがす暗闘とキリスト教最大の遺物の存在が記されていたのだ。過去と現在を結ぶ壮大な謎を描いた話題作。
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