『リベルタスの寓話』/島田荘司 

Posted at 2007/10/20
4062142767リベルタスの寓話
島田 荘司
講談社 2007-10

中世クロアチアの自治都市、ドゥブロブニク。ここには、自由の象徴として尊ばれ、救世主となった「リベルタス」と呼ばれる小さなブリキ人間がいた――。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの一都市モスタルで、心臓以外の臓器をすべて他の事物に入れ替えられるという、酸鼻をきわめる殺人事件が起きた。殺されたのはセルビア人の民族主義グループの男たちだが、なぜか対立するモスリム人の男の遺体も一緒に残されていた。民族紛争による深い爪痕と、国境を越えて侵食するオンライン・ゲームによる仮想通貨のリアル・マネー・トレード。2つの闇が交錯するとき、複雑に絡み合う悲劇が起こる。
...more
[BOOK REVIEW]本 格:国内 | Tb(0) | Com(0) | URL | TOP ▲

『警察庁から来た男』/佐々木譲 

Posted at 2007/10/14
4758410755警察庁から来た男
佐々木 譲
角川春樹事務所 2006-12

北海道警察本部に警察庁から特別監察が入った。やってきた監察官の藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に百条委員会でうたった(証言した)津久井刑事を彼のもとに呼び出し、監察の協力を要請した。一方、札幌大通署の佐伯刑事は、署から程近いホテルでの部屋荒らしの件で捜査に向かっていた。被害にあった男は、昨年末、すすき野の風俗営業店での「会社員転落死事故」で死んだ男の父親だった。息子の死が転落事故として処理されたことに納得のいかない父親が、大通署に再捜査の依頼に来て、ホテルに泊まっていたのだという。転落事故に不信を抱いた佐伯は、部下の新宮とともに事故現場である風俗営業店に向かうのだが…。
...more
[BOOK REVIEW]警 察 | Tb(0) | Com(0) | URL | TOP ▲

『女王国の城』/有栖川有栖 

Posted at 2007/10/13
4488012272女王国の城
有栖川 有栖
東京創元社 2007-09

舞台は、急成長の途上にある宗教団体の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、4人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。
...more
[BOOK REVIEW]本 格:国内 | Tb(0) | Com(4) | URL | TOP ▲

『警官の血』/佐々木 譲 

Posted at 2007/10/08
41045550534104555061警官の血 上巻
警官の血 下巻
佐々木 譲
新潮社 2007-09

昭和二十三年、上野署の巡査となった安城清二。管内で発生した男娼殺害事件と国鉄職員殺害事件に疑念を抱いた清二は、跨線橋から不審な転落死を遂げた。父と同じ道を志した息子民雄も、凶弾に倒れ殉職。父と祖父をめぐる謎は、本庁遊軍刑事となった三代目和也にゆだねられる……。戦後闇市から現代まで、人々の息づかいと時代のうねりを甦らせて描く警察小説の傑作。
...more
[BOOK REVIEW]警 察 | Tb(0) | Com(0) | URL | TOP ▲

『泥棒は深夜に徘徊する』/ローレンス・ブロック 

Posted at 2007/10/02
4150018022泥棒は深夜に徘徊する
ローレンス・ブロック
早川書房 2007-07-13

仕事の決行は週末、今夜は下見だけの予定。なのに、泥棒の職業病か、バーニイはどうしてもその夜のうちに別のひと仕事をしたくなってしまった。そこで偶然目についたアパートへ侵入したのだが、それが仇となろうとは。アパートの住人が突如戻ってきたために、ベッドの下に隠れて、とんでもない事態に直面。なんとか難を逃れたと思いきや、街のその一画で偶然別件の強盗殺人が発生しており、街角の防犯カメラに姿をとらえられていたために、今度は殺人の容疑者に。自ら真犯人を捕らえるしかなくなったバーニイ、またしても東奔西走する羽目に──。
...more
[BOOK REVIEW]本 格:海外 | Tb(0) | Com(0) | URL | TOP ▲
 | HOME |