『マーキュリーの靴』/鮎川 哲也
![]() | マーキュリーの靴―三番館の全事件〈2〉 鮎川 哲也 出版芸術社 2003-03 |
どんな難事件も、経緯を聞くだけで巧妙なトリックを見破り、犯人の完璧なアリバイを崩す三番館のバーテンの名推理を全3巻に集大成。「走れ俊平」「分身」「サムソンの犯罪」等全13篇を収録。
『竜王氏の不吉な旅』よりもあっさりめに仕上がっている。探偵の「わたし」が捜査するシーンは少なくなり、その分、三番館のマスターの存在感が増している。「わたし」のマスターへの依存度も高くなり、「おれの後ろにはあのマスターが控えている」という台詞も自然と出てくる。安楽椅子探偵モノとしては本作品の方がしっくりくるが、全体的に薄っぺらく思えて仕方ない。謎の種類は多岐にわたり、その真相についての着眼点の鋭さは感心するが、一方で小馬鹿にされた気がしないでもない。

Trackback
Trackback URL
| HOME |




がる@管理人(11/23)
Cozy(11/23)
がる@管理人(11/18)
藍色(11/18)
がる@管理人(10/26)
Cozy(10/26)
がる@管理人(10/25)
Cozy(10/24)
がる@管理人(10/16)
Cozy(10/15)
がる@管理人(10/15)
Cozy(10/14)
がる@管理人(10/13)
Cozy(10/13)
がる@管理人(10/12)