『最期の喝采』/ロバート・ゴダード

07 26, 2006
4062752905最期の喝采
ロバート ゴダード
講談社 2006-01
自己評価

落ち目の舞台俳優・トビーは地方巡業先で、離婚訴訟中の妻から助けを求められた。自室が見張られているというのだ。まだ未練が残る妻の身辺を探るうちにトビーが掴んだのは、多くの人命を犠牲にして繁栄した資産家一族の暗部だった。ストーリーテラーの本領発揮。巨匠が放つ最もスピーディーなサスペンス。
一週間という短い間に主人公が体験したことを口述にして綴ってある。ぐいぐい引っ張られるので一気に読むことはできるが、面白さという点では平均を大きく下回る。後味が非常に悪い。主人公の好敵手は中途半端な印象だし、妻にいたっては、彼女のために事件に巻き込まれる主人公が滑稽に見えるほど魅力のかけらもない。やはりゴダードは歴史ミステリの方がよい。
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