『風果つる館の殺人』/加賀美雅之

08 29, 2006
4334076386風果つる館の殺人
加賀美 雅之
光文社 2006-08-22
自己評価

恋人のメアリー・ケリイに付き添って、ケリイ家の屋敷・通称『風果つる館』を訪れたパトリック・スミスは、膨大な遺産を巡る諍いに巻き込まれる。発端は奇怪極まる遺言状。一族はやがていがみ合い、パットとメアリーの運命にも暗雲が立ちこめる。そんななか、この地に伝わる伝説の巨人の影が、見えない襲撃者が、人間業とは思えぬ殺害現場を造り上げていく――。パリ警視庁の名予審判事シャルル・ベルトランが、この難事件に挑む。
遺産相続がからんだ館モノ。遺言状の内容はそそられたが、その他は相変わらずの古臭さ。キャラ、会話、主人公の思考など、何から何まで古臭くてイヤになる。この作家はこの時代のみを書いてる方がよい。現代ミステリなど読めた代物ではないだろう。殺害方法は意味もなく派手。謎解きはツッコミどころが満載。一応伏線も張ってあるし、本格の要素もあちこちに見受けられる。トリックの良し悪しよりも、レトロな雰囲気を楽しみたい読者にはお勧めかもしれない。
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フォーチュンな日々(仮)11.28.2006

●あらすじ鉱山王一族の頂点に立っていたイングリット・ケリイが亡くなった。彼女の遺言書が公開されたが、その内容は奇妙なものであった。三姉妹の仲違いをもくろむようなその内容に、血縁者はそれぞれの思惑に従い行動をはじめる。そんな中、一人の男が死体で発見される..

BLOG MYSTERY NOVELS09.07.2006

   「風果つる館の殺人」    加賀美雅之 カッパノベルス (2006/8/22・1400円) 0000(4,88) 推理の亡霊に憑かれた者は、もう推理界のキングであるクィーンやカーの呪縛から逃れられないのかもしれない……。 加賀美雅之氏の時計は止まってい

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