『黒死館殺人事件』/小栗虫太郎

08 11, 2005
4390108867黒死館殺人事件
小栗 虫太郎
社会思想社 1977-04
自己評価

降矢木家は、カテリナ・デイ・メデイチの隠し子らしいカペルロ・ビアンカから始まる呪われた家系。英国に学び、ウイチグス法典、栄光の手などを得た当主算哲が、一ヶ月前自殺した。館には長男降矢木旗太郎のほか、算哲が外国からつれてきた楽師四人が起居をともにしていた。神意審問会の翌日、楽師の一人が、算哲の自殺した部屋で濃い青酸を仕込んだオレンジを食べて死亡する。続いて、給仕が日本式鎧に押し込められて圧搾窒息死する第二の事件が起こった。大ロマンの群山に、ひとり毅然と高峰を誇る神秘の大殿堂―鬼才・小栗虫太郎が心血をそそぎ、その異常の頭脳を駆使して完結させた本篇は、大小栗の代表作として常に畏怖の中心である。
一度で理解するのは困難。ストーリーが色んな方向に発展して行き、その発展先で悶絶し徐々に脱落してしまった。よくこれだけのミステリが描けるものだと感服はするが再読する気にはなれない。確かに、何度も繰り返し読めば、その都度違った面白さを味わえるだろうが、今回の苦痛があまりにも大きすぎた。期待してなかったものの、謎解きにはガッカリした。法水のキャラは嫌いではないが、探偵としての有能さには疑問を感じた。
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