『陸軍士官学校の死』/ルイス・ベイヤード

12 04, 2010
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陸軍士官学校の死 下
ルイス・ベイヤード
東京創元社 2010-07-10
自己評価:残念

引退した名警官ガス・ランダーは、ウエストポイント陸軍士官学校のセアー校長に呼び出され、事件の捜査を依頼される。同校の士官候補生の首吊り死体から、何者かが心臓をくり抜き持ち去ったというのだ。捜査の過程でランダーは、ひとりの協力者を得る。彼は青白い顔の夢想家で、名をエドガー・アラン・ポオといった。青年時代のポオを探偵役に迎えた、詩情豊かな傑作ミステリ。

  • 第二位『本格ミステリ・ベスト10』(2011)
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2011)
  • 第八位『このミステリーがすごい!』(2011)
久々の海外本格作品。
士官学校のどんよりした雰囲気が強くて全体的に暗かったという印象。ストーリーは本格の手順を踏んでいるけれど、ポウとの絡みは退屈だった。ポウは好きだけれども、作中のやりとりを愉しむほどのファンではないので。

下巻に入ってからスピード感が増したけど、じっくり読もうという気にもなれず。上巻のスローテンポに辟易したのでそのまま飛ばし読みして終わった感じ。アイテムや伏線は確かに本格のそれだけれども、イマイチやる気が出ない。ラストで一瞬背筋が伸びかけたし、読後に仕掛けの妙を実感できたけど、評価としてはさほど変わらず。読んだタイミングが悪かったのかな。一冊丸ごとポウのためのストーリーでした。
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