『007 白紙委任状』/ジェフリー・ディーヴァー

11 06, 2011
4163809406007 白紙委任状
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2011-10-13
自己評価:普通

緊急指令が発せられた。それを受けた男の名はジェームズ・ボンド、暗号名007。ミッション達成のためにはいかなる手段も容認する白紙委任状が彼に渡された。攻撃計画の鍵を握る謎の男アイリッシュマンを追ってボンドはセルビアに飛ぶが、精緻な計画と臨機応変の才を持つアイリッシュマンはボンドの手を逃れ続ける。

  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2011)
ボンドファンとイアン・フレミングに対して、すごーく気を遣って描いてるように思えた。

前半は007の雰囲気作りの印象が強すぎたので、スムーズに作中に入ることが出来ず苦労したが、その世界観に慣れてしまえば、後はディーヴァーの運転に身を任せるだけである。

映像は見たことあるが原作は未読なので、こんなにも現実離れしたエンタメ感MAXのスパイものであることに違和感がないわけではないが、SFだと割り切ってしまえば結構楽しめる。ディーヴァーのボンドはキャラ的には薄味で、やってることは派手だが、人物像としてはよくわからなかった。仲間が協力してくれたり、ぎりぎりのところでピンチを回避したりと、ハッピーエンドになるのはわかってはいるが、こうまであからさまだと逆に爽快かも。スーパーヒーローものってこういう展開をするんだと途中何度も納得したり、まあ、新鮮な経験でした。

エンタメ一色ではなく、そこはディーヴァーなので、お約束のサプライズもちゃんとある。(ライムやダンスシリーズに比べると破壊力は劣るが)ボンド個人に関するサイド・ストーリーも地味に展開していたが、続編でも考えているのかな。あまり読みたいとは思わないが。
2 Comments
Cozy12.10.2011 URL [edit] 

読みました。
続編が出ても、読まないと思います(笑)

がる@管理人12.10.2011 URL [edit] 

『サトリ』もそうですが、作者が変わるとやっぱ違和感ありますよね。
いろんなシバリの中で窮屈になっちゃったって感じがしました。

続編はのーさんきゅーですわ(笑

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Karma12.10.2011

「クラウンロイヤルのダブル。ロックで頼む。そこにトリプルセックをハーフメジャーと、アンゴスチュラビターズを二ダッシュ加える。最後にオレンジのピールをツイストして添えてくれ。スライスではなく、...

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