『警官の騎士道』/ルーパート・ペニー

01 03, 2014
警官の騎士道
ルーパート・ペニー
論創社 2013-10
自己評価:

事件現場は密室状態。凶器は被害者のコレクション。そして容疑者たちにはアリバイが…。サー・レイモンド・エヴェレットを殺害した犯人は誰なのか? 秀逸なトリックと緻密なロジックによる本格ミステリの傑作。
  • 第十位『本格ミステリ・ベスト10』(2014)
ガチガチの本格。これぞ本格。ザ・本格!!

真面目というよりクソ真面目。フェアという絶対的な枠組みの中、緻密で細かなストーリーが展開される。密室、アリバイ、容疑者の証言、タイムテーブル、伏線、そして読者への挑戦など、じっくり丁寧に謎解きを楽しみたい読者にとってはたまらない仕上がりになっている。

スピード感があるわけじゃなし、全体的に地味なので、退屈する部分もあるかもしれないが、徹底的な可能性の考察など、主人公の論理的思考シーンはなかなかの読み応え。犯人を当てるのは難しくはないが、推理のプロセス込での正解は必ずしも容易ではない。探偵としての適正が求められるので、挑戦する価値は大いにあり。

伏線を残らず回収する着地など、締めくくりまでスマート。もう少し短ければもっと読みやすいのかも。本格に飢えた状態で読むのがお勧めかな。満腹を感じる前に読了するのがベスト。
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