『ハリー・クバート事件』/ジョエル・ディケール

08 30, 2014
ハリー・クバート事件 上
ハリー・クバート事件 下
ジョエル・ディケール
東京創元社 2014-07-30
自己評価:

ベストセラー作家となった新人マーカスは第二作の執筆に行き詰まっていた。そんな時、大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートが、少女殺害事件の容疑者となる。33年前に失踪した美少女ノラの白骨死体が庭から発見されたのだ。マーカスは、師の無実を証明すべく事件について調べ始める。
  • 第四位『週刊文春ミステリーベスト10』(2014)
  • 第六位『このミステリーがすごい!』(2015)
  • 第九位『ミステリが読みたい!』(2015)
スイス人作家が描く、アメリカを舞台にしたお話。そういう微妙なバランスのズレがずっと付きまとっていた。

新人作者なので荒削りな部分は多い。中身もあまり整理されてなくて、ごちゃごちゃと散らかってる感じ。ミステリというカテゴリながら、ほとんどは作家の苦悩にスポットが当たっている。そこに殺人事件が乗っかっているだけなので、謎解きを期待して読むとムダに疲労する。

途中から『ツイン・ピークス』を連想してしまい、結局そこの枠から出てこなかった。面白くないわけではないが、引っ張ったわりにオチがショボいのでげんなりとしてしまう。映像としてイメージしやすいので、読んだそばから忘れそう。典型的なB級ミステリです。
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