『ゴースト・スナイパー』/ジェフリー・ディーヴァー

11 23, 2014
ゴースト・スナイパー
ジェフリー・ディーヴァー
文藝春秋 2014-10-30
自己評価:

リンカーン・ライム、スナイパーに挑む──政府に雇われた狙撃手に暗殺された男は無実だった。この策謀に挑むライムの捜査が始まる。隠蔽工作よりも早く真実にたどり着けるか。
シリーズ第10作目。今回の目玉はライムが国外へお出かけすることでしょうか。右腕の感覚を取り戻して握手も可能になってるし、ストーリーよりもアクティブなライムに意識がいってしまった。

お話はライムVS政府機関で、『24』っぽい香りがするアクション・スリラーの仕上がり。面白いのは面白いけど、相手が組織になると無駄にスケールが大きくなって、策略の大きな流れに証拠分析シーンがのみ込まれ、ちぐはぐな印象で終わったような。

10作目ともなるとサプライズのパターンも見えてくるので、そういう意味でのわくわく感が減ったのは仕方ないけど、久しぶりにフーダニットの展開も読んでみたい。犯人キャラが秀逸なのは安心材料でも、序盤から犯人視点が登場すると、「あー、またこのパターンか」と若干げんなりする感も否めないわけで。

ちなみに原題は『キル・ルーム』。原題、邦題共にいいタイトルだと思います。
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Karmaなミステリ読書ブログ12.12.2015

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