『美女』/連城三紀彦

10 11, 2005
4087742466美女
連城 三紀彦
集英社 1997-03
自己評価

この里苧のような女に、俺の「浮気相手」が演じられるのだろうか? 妻の妹と関係を持った男は、妻の疑いをそらすために馴染みの居酒屋の女将に一芝居打ってくれるように頼み込んだ。男の前で、妻とその妹、女将―三人の女の壮絶な「芝居」がはじまる。逆転さらに逆転劇。(表題作「美女」)息を呑む超絶技巧で男と女の虚実を描く八篇の傑作ミステリアス・ノベル。
作者お得意の三角関係短編集。“謎解き”的な要素は少ないが、恋愛小説とミステリの融合性という点では完成度が高い。短編集なので多少は物足りないが、それでも心理描写を起爆装置にしたどんでん返し爆弾は見事。個人的には『喜劇女優』『夜の二乗』に感服させられた。
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