『流』/東山 彰良

01 23, 2016

東山 彰良
講談社 2015-05-13
自己評価:

第153回直木賞受賞作。選考会は前代未聞の満票決着。1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。超弩級の才能が、はじめて己の血を解き放つ。友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。
  • 第二位『週刊文春ミステリーベスト10』(2015)
  • 第四位『ミステリが読みたい!』(2016)
  • 第五位『このミステリーがすごい!』(2016)
ミステリ・ランキングにランクインしていたが、これはミステリではない。祖父の殺害事件については、序盤と終盤だけ読めば事足りる。中盤は主人公の成長の物語。日記のようなエピソードの繰り返しで、線で繋がらないから徐々に飽きがくる。中国語表記の氏名や台詞など、ルビなしでは読めない箇所が多すぎで、ここで早々と躓く。他にも的外れな比喩など、ストーリー以外の部分での障害が多く、苦痛の時間の方が長かった。

民族間の狭間で翻弄される主人公の数奇な運命がメイン。スケールの大きな話だと思い込んでいたので、ずっこけるほど肩透かしを喰らった。ミステリ目線で読むとこうなります。私にとってタイトルの「流」=「流し読み」(笑)
2 Comments
01.27.2016 URL [edit] 

もう大分前なので細かい内容は憶えてないけど
 台湾ぐらいの近場では、本当の
 大陸じゃなければ自分探しは出来ないのでは
 流されるままのでも。面白いですよ、という小説です。

がる@管理人01.28.2016 URL [edit] 

もう少し予習しておけばよかった。
ミステリ読みなので、線で繋がらないお話は読んでて苦痛です。

自分探しより犯人探しです、私の場合(笑

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