『晩夏の墜落』/ノア・ホーリー

08 06, 2017
晩夏の墜落 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
晩夏の墜落 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ノア・ホーリー
早川書房 2017-07-06
自己評価:

プライベートジェット機が墜落した。乗り合わせていた画家のスコットは救助した男の子とともに泳いで生還を果たす。墜落原因の特定が難航する一方で、乗客の中にメディア王や富豪が含まれていたことから、全米を過激な陰謀論が飛び交うことに。はたして偶然の事故なのか? 加熱する報道の矛先はスコットへと向けられる。
  • 第六位『週刊文春ミステリーベスト10』(2017)
エドガー賞・最優秀長編賞受賞作ということで期待して読んでみた。

あらすじから察するにジェット機墜落の原因を暴いていくサスペンスかと思ったら、乗客だった人々の人生、暴走するメディアの姿を描いた作品だった。原題を訳すと『墜落以前』なので、Beforeの方にウェートが置かれているのは当然か。

本作品で作者は生き馬の目を抜くニュース専門局の業界内部をつまびらかにしているが、強い影響力を持つニュース専門局は、一歩間違えば暴走する可能性を秘めている。そんなメディアの危うさにスポットを当てた展開は、同じ業界に身を置く作者ならでは。

テレビドラマの製作に携わっていた経験値が作品によく出ていると思う。この辺りの評価は読者の経験値にリンクするんでしょ、海外ドラマを観てるか観てないかの。割と早い段階から「海ドラあるある」を読まされている気がしてただただ長かった。面白くないわけじゃないが、どこまでも浅いと言うか、わざわざ活字で読む必要はないかな。映像で見れば十分。

このレベルでもエドガー賞をとれるんだなーという印象が一番強かった。
2 Comments
09.02.2017 URL [edit] 

 これ見て読むの辞めた

がる@管理人09.04.2017 URL [edit] 

それが賢明かと。。

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